名称 Monero(モネロ)
通貨単位 XMR
公開日 2014年4月18日
発行上限 18.400.000XMR
アルゴリズム Proof of Work / Crypto Night
マイニング CPUで可能
取引時間 2分
ランキング 12位 (2018/1/28)
時価総額 5.651億円 (2018/1/28)
Monero(モネロ)はCryptoNightというアルゴリズムで『ワンタイムリング署名』の技術が核となっています。
このワンタイムリング署名が、匿名性の高さを実現させているのです。
ビットコインのPowでは、誰が送金し、誰が取引を承認し、誰が着金したかが分かるようになっています。
しかし、リング署名というのはグループに参加している複数人の署名をまとめて署名することによって、署名元を特定しにくくする技術です。
署名元を特定できないので匿名性が高く、個人情報が特定されにくくなります。
さらにこのリング署名は複数のグループで参加できるので、より特定が難しくなるという技術です。
(グループとして署名するため特定の個人を追跡する事が出来ない)
Monero(モネロ)には独自で開発されたワンタイム署名というものがあります。
Monero(モネロ)のアドレスには【閲覧用】と【送信用】の2つの秘密鍵が有り、このアドレスはマスターキーの役割があります。
このマスターキーがランダムに変わり、一度送金するとすぐ使えなくなることからワンタイムキーとも呼ばれ、送金するたびに別のワンタイムキーが発行されるので送金元が誰なのかを追跡することが不可能になっています。
(閲覧用の秘密鍵を公開することで取引履歴のみを外部に公開することができる)
Monero(モネロ)にはブロックサイズに制限がありません。
ビットコインは1つのブロックサイズは1MBと決まっているので、格納できる取引データーの数が決まっているため、1秒間に7取引しかできません。
Monero(モネロ)には制限がないので取引量が多くてもブロックサイズを増やす事で多額の取引と認証時間の高速化が可能となっています。
Monero(モネロ)は匿名性が高いゆえに、マネーロンダリングやダークサイトで使用される可能性があります。
インターネットの世界では闇サイトと称されるサイトが存在し、偽造パスポート、覚せい剤、ウィルスソフト、銃、麻薬などを非合法的な商品を販売するサイトがあります。
以前、世界最大のダークサイトAlphaBay(アルファベイ)という闇サイトで決済手段として
Monero(モネロ)が使用されていました。
Monero(モネロ)の特徴、匿名性が非常に高い通貨。すなわち購入した人を特定する事が困難な為、サイト運営者が決済手段として使っていました。
(※)ビットコイン・イーサリアムも済手段として使われていました。
(※)現在AlphaBay(アルファベイ)は閉鎖しています。
AlphaBay(アルファベイ)で決済が決まった月に、Monero(モネロ)の値段が高騰したことがあり、Monero(モネロ)を保有していた人たちは喜ぶべしことですが、国家はそれを好意的には見ていません。
現在、世界各国で仮想通貨の規制に関して議論がなされています。
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