COIN TOKYO

  • 2018/02/10
  • 2018/02/10
  • コイン東京編集部 新崎優太

仮想通貨WAVESとは?特徴(メリット)や将来性を解説します

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WAVESはゲートウェイを採用しているため、仮想通貨同士の取引だけではなく法定通貨との取引も可能としている事、送金の機能が優れている事を特徴としている分散型金融プラットフォームになります。

(※) ゲートウェイとは別の通貨同士を中継する事です。

WAVESの概要

通貨名 Waves
通貨公開日 2016年4月
最大供給量 100,000,000Waves

ゲートウェイを用いた取引

ゲートウェイとは別の通貨同士を中継することができます。その為、法定通貨(円やドル等国が定めた通貨)を、ゲートウェイを採用しているWAVESを通じて別の法定通貨に変えることも出来るのです。例えるならば、ユーロ→WAVES→ドルや、ドル→WAVES→ビットコインといった風に変えることも出来る事が、WAVESの一つの特徴になります。

リップルのゲートウェイとの相違点

ゲートウェイは、リップルという通貨にも採用されています。しかし、WAVESのゲートウェイとは少し違います。その相違点とはWAVESは完全にネット上で取引が完了することにあります。リップルのゲートウェイでは、その取引は実際には銀行で行われます。WAVESの場合、取引方法を、分散型取引所を採用している為、法定通貨を含む全ての取引がWAVESのプラットフォーム上で完遂できるという特徴があります。

分散型取引とは?

WAVESは分散型取引所(DEX)のプラットフォームとして有名です。仮想通貨の取引方法には中央集権型と分散型に分けられます。取引所の管理を一定の管理団体や会社が行う方法を中央集権型と言います。日本ではコインチェックやビットフライヤーが有名です。この中央集権型取引のデメリットとして、特定の管理者に取引を完全委任してしまっている為、取引所の人間が不正を行える可能性があるということ、管理者がハッキングされると全ての取引がハッキングリスクに合うということにあります。それに比べ、分散型取引は中央管理者が決まっていないという特徴を持っている為、ハッキングの危険性が少なく、ハッキングをされても被害が少なくなるというメリットを持っています。WAVESはこの分散型取引を行っているため、このようなリスクは少ない通貨といえます。

Wavesプラットフォームの特徴

Wavesプラットフォームの特徴として、プラットフォーム内で誰もが自分のオリジナルトークンを安い費用で、簡単な作業で作ることが出来るのも一つの特徴です。この独自のトークンを発行できる機能の事をCAT(Custom Application Token)といいます。2017年8月後期にはロシアのファストフードショップである、バーガーキング・ロシアがこのWavesプラットフォームを使用して独自のトークンを発行したことも話題になりました。また、ICO(取引所上場前に、その仮想通貨の方向性や目的、セールスポイントを投資者に説明し、事前に購入してもらい、集まった資金を更なる開発費用として使う手段)としての機能も持っていることも大きな特徴となります。

様々な機能を持つWAVESのメリット

ご説明したようにWAVESには非常に多くの特徴を持っています。一見、一つ一つの特徴に繋がりが無いように見えますが、この多くの特徴は一連の流れを持つことができます。例えるならば、Wavesプラットフォームで作られた独自のトークンをトークンAとし、提供するサービスをサービスAとします。このトークンAはWavesプラットフォームで取引が可能です。WAVESにはゲートウェイ、DEXを採用している為、自身が所持している通貨をネットのみを通じて、トークンAに変えることができ、トークンAを支払うことでサービスAを受けることが出来ます。更に、自身が所持している通貨は法定通貨でも、ビットコイン等のWAVESが対応している仮想通貨でも問題ないため、幅広い通貨でこの一連の流れが可能となるのです。

WAVESの将来性

WAVESは、法定通貨を使用してプラットフォーム内で取引が完遂できること、そしてWavesプラットフォームという独自のプラットフォームは、専門的知識を持たないユーザーにも簡単に、安値でトークンを発行できるという特徴を持っています。中でも簡単にトークンを発行できるという点は、1500種類を超える他の通貨と比べても秀でている特徴といえるでしょう。その為、今後独自のトークンを発行したいという企業が増えれば増えるほどWavesに対しての注目度も上がり、今後期待できる仮想通貨の一つとなっていく可能性があります。

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