通貨名 NANO
発行開始日 2016年2月29日
最大供給量 133,248,290NANO
XRBは、2017年まではRaiBlocksという通貨でしたが、2018年2月にはRaiBlocksという名前にリブランディングし、Nanoという名前に生まれ変わりました。リブランディングというのは、今までのブランドを再構築するという意味を持ちます。
DAGとはDirected acyclic garaghの略で、有向非巡回グラフともいいます。従来の多くの仮想通貨(ビットコイン等)はブロックチェーンシステムを利用した取引を行うのに対して、NANOはこのDAGというシステムを採用しています。このDAGは、ブロックチェーンのように、取引処理を有志の人達が処理(マイニング)をしていくのではありません。そして自分自身が行った取引の処理を自分で行っていくという特徴があります。このDAGを採用することで、大きく二つのメリットを手にすることが出来るのです。
ビットコイン等、多くの仮想通貨に用いられているブロックチェーンシステムは、トランザクションの情報を一定時間纏めたものを、一つのブロックとし、そのブロックに不正がないか、確認処理を行います。いわゆる”マイニング”です。マイナーになるメリットは処理を手伝う事で、マイナーが報酬としてその仮想通貨の手数料を貰えるという点にあります。これに対して、DAGの場合、トランザクションの処理は、取引を行った自分自身が行う為、マイナーを必要としません。マイナーを必要としないため、報酬となる手数料も必要なくなるのです。その為、NANOは手数料を必要としません。
ブロックチェーンを採用している仮想通貨は、トランザクションの情報がブロックに入り、承認されるまで送金が開始されません。その為、送金速度は比較的遅いものとなります。ビットコインはスケーラビリティ問題により、送金に数時間かかった事もあります。それに対して、DAGの場合は、そもそもブロックという概念を持ちません。その為、ブロック承認にかかる承認時間は大幅にカットされます。
DAGというシステムは、ブロックチェーンを超えたシステムとまで言われるほど、世界からの注目度は高く、DAGを扱ったNANOも2018年1月の時点では価値も急上昇しています。しかし、2018年2月9日には、イタリアの仮想通貨取引所BitGrailで、不正送金が行われ、2018年2月時点の日本円に換算すると、約184億円もの被害がおきています。その為、NANOの価値も暴落してしまいました。
DAGにより、取引手数料がとても安いこと、送金スピードが早いというメリットを持つNANOは注目している人々、企業も多く、その価値を伸ばしてきています。しかし、その実績経歴は、ブロックチェーンと比較し、まだまだ浅く、課題もいくつかあります。今後も実績を積むことで新たな問題が浮き彫りになるかもしれませんが、ブロックチェーンの次を進む新技術として、改善されていくことが出来れば更なる注目を浴びる可能性のある仮想通貨でしょう。
また、現在Kucoin取引所で購入が可能となっています。
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