COIN TOKYO

  • 2018/02/14
  • 2018/02/14
  • コイン東京編集部 新崎優太

【海外】ステラがイーサリアムの地位を脅かす!?巨大企業IBMとも提携

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仮想通貨市場にはイーサリアムの立場を狙う分散型アプリケーション(dApps)ネットワークが数多く現れています。そうしたアルトコインの多くが、イーサリアムよりも手数料が安く、決済の速いシステムを実現しています。例えば「EOS」、「Cardano/ADA」そして「Stellar Lumens/XLM」です。
Stellar Lumens(以下ステラ)は投資家から確信を持って支持されており、プロジェクトの将来的な発展に向けた基盤が着々と固まりつつあります。この記事では、この通貨が将来的にイーサリアムを追い抜く可能性を持つ、ステラの魅力をご紹介します。

ステラは企業からの関心が高い

ステラの価格は最近(2018年2月現在)停滞しています。時価総額ランキングトップ10位を維持していますが、1月第1週をピークに価格が下落し続けています。ステラは1月4日に0.84ドルを記録した後、0.39ドルまで下がりました。

この期間中も、あるビックニュースが価格を持ち直し、そしてステラの認知と評価が向上しています。1月25日に米オンライン決済会社ストライプがビットコインの代用通貨としてステラを検討していると発表し、価格を20%押し上げました。

ストライプ社は100,000社以上の顧客を抱えています。処理が遅く、割高な手数料のため今年4月にビットコイン決済機能を停止すると発表しました。その代替通貨として、同社のプロダクトマネジャーTomKarlo氏はブログで「実用性面で成長し続けていけば、ステラを追加するでしょう。」と記載しました。

ステラの特性

・2~5秒でリアルタイム決済
・コンプライアンス統制
・単な導入で国際的にリーチ
・自動通貨交換
・暗号学的に安全な取引
・Eメール型決済可
・少額決済に強い(手数料1円で600,000取引処理可)

ステラはこれまでにも、IBM、デロイト、TEMPO Money Transfer、パークウェイ社などで、提携や事業ツールへの導入に至っています。そのため多くのアナリストは今後ステラが仮想通貨市場で上位ポジションを獲得すると予想しています。

ステラがイーサリアムの 市場シェアを狙い始めている

仮想通貨の決済プラットフォーム「Mobiusネットワーク」は、EOSやBAT等のようにイーサリアムのネットワーク上でICOを実施できたのですが、ステラのプラットフォーム上で最初のICOを選択しました。

Mobius「ステラで最初のICOを発表できて光栄です。ステラは2017年に20,000%成長しています。2018年、イーサリアムの株を奪うでしょう。」

Movius社のCEO David Gobaud氏「イーサリアムはAOLやMyspaceのように現在のブロックチェーン市場では時代遅れとなり、より良い代替案が出てくるでしょう。」

と話す。さらにステラのプラットフォームを利用した新たなICOが発表されました。

Smartlands「ステラでICOを行いました。ステラの分散型取引所(SDEX)上の資産取引について教育サポート事業を展開します。」

ステラ「銀行口座を持たない人々への金融サービスを展開するLaLaworldがステラのエコシステムに参加しました。」

ステラがトップ3に入ると分析

Bitcoinistのインタビューで、2億ドルの仮想通貨ファンド「LDJキャピタル」の会長David Drake氏は最近の不況等と共にステラについて語っています。

「将来、10兆ドル市場になる可能性があります。SECと政府の規制検討がひと段落して、3月か4月には再び市場は上昇すると考えています。」また、推奨通貨の質問に対する返答として「EOSやステラはイーサリアムの競合として今後トップ3を狙えるでしょう。私はこれらがどれほど早く成長するか楽しみにしています。」と話しました。

巨大な投資ファンドがステラについて注目しています。3月以降、ステラの値動きに注目したいと思います。

参考:
https://theusacommerce.com/stellar-xlm-still-going-strong-in-the-running-to-be-the-next-ethereum/

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