COIN TOKYO

  • 2018/02/17
  • 2018/02/17
  • コイン東京編集部 新崎優太

【2/16チャート分析】上昇が強かったビットコインキャッシュの今後

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2月から徐々に上昇の兆しを見せているビットコイン、先日の15日には節目となる100万円を突破しました。一方で2017年にビットコインから分裂した仮想通貨である、ビットコインキャッシュ(BCH)も上昇を示しており、2月16日では14万円台から16万円台にまで上昇しています。そこで、BCHのチャートを振り返っていきます。

ビットコインキャッシュ(BCH)とは

ビットコインキャッシュ(BCH)とは、2017年の8月にビットコインから分裂した仮想通貨です。基本的な仕様はビットコインと変わりありませんが、ブロックチェーンシステムのブロックが1ブロック1MBのビットコインに対して、BCHでは1ブロック8MBと容量を増やしました。ブロックの容量を増やしたことにより、取引の速度を上げようというのが一番の目的です。

2月6日より上昇トレンドへ反転か

去年から下降トレンドが続いていたBCHですが、今年の2月6日に、陰線が止まり、大陽線となっています。この2月6日から10日までの4日間で、8万円だったBCHの価値が16万円にまで引き上がっています。この理由は、この時期に発表された複数のニュースが理由だったと考えられます。そのニュースの内容は、①それまで不明瞭であったマイニング方法を改善し、品質改善を行うとした発表。②オンラインを使い、P2Pで商品の売買ができるオープンバザールで、BCHでの決済が可能になったこと。③ビットコインの神とも呼ばれているロジャー・バー氏がBCHこそが本当のビットコインであると発信したこと、が挙げられます。

日足)2月16日、BCHの価格は16万円台へ

BCHの日足を見ていきます。2月6日をきっかけに連続した陽線がみられ、2月8日には5日移動平均線及び一目均衡表の基準線を超えた日足になっています。このことから上昇トレンドを形成したと考えて良いかもしれません。BCHも16日にはその価格を16万円台にまで挙げています。移動平均線を見てみると、16日には5日移動平均線が25日移動平均線をゴールデンクロスしており、一般的には良い兆候です。このまま上昇トレンドを継続した場合は、直近の最高値の19万円台が意識されます。

時間足)移動平均線が下値支持線となり上昇チャートを形成

4時間足を見てみると、5日移動平均線を支持線として上昇を続けています。16日の時点で大陽線を形成、最新の時間足ではつつみ足陽線も形成されようしており、今後も上昇を期待できるチャートです。しかし、ストキャスティクスでは%K線が70%をオーバーしており、レンジ相場を挟む可能性も示唆されます。

今後はマイナーの動きにも注目する必要があり

ここ数日で強い上昇を示しているビットコインとビットコインキャッシュですが、この二つの仮想通貨が同時に上昇しているという点には注意が必要です。基本的にこの二つの仮想通貨は、マイニングのアルゴリズムが似ています。そのため、マイナーは二つの仮想通貨どちらでもマイニングできるということになります。つまり、マイニングを自由に選択できるということです。そのため、マイナーが多い仮想通貨の方の価値が上昇されやすく、マイナーが離れていく、もう片方の仮想通貨は価値が下がりやすいとされます。ビットコインのマイニング難易度は2週間に1度調節されます。次に調節される日程は2月23日であり、マイニング難易度も、下がる予定と発表までされています。そのため、23日に向けてビットコインにマイナーが偏った場合、ビットコインキャッシュの価値は上がりにくく、下がる可能性すらあることを頭に入れておかなければなりません。

BCHの今後の相場観

チャートをみても、上昇トレンドを形成しており、移動平均線が下値を支持してくれています。まずは19万円台を目標にするのが無難でしょう。また、マイナーの偏りが生じる可能性から、ビットコインの相場も意識しながら取引を行う必要があります。ビットコインの急騰はビットコインキャッシュの下落の可能性を生み出すということを覚えておきましょう

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