イーサリアムクラシックは、イーサリアムのハードフォークで生まれた通貨です。
ハードフォークのキッカケとなったのは、2016年の「The DAO事件」でした。「The DAO事件」とは、イーサリアムのブロックチェーンを活用した「The DAO」から、当時の金額で約60億円相当のイーサリアムが不正送金された事件です。イーサリアム開発チームは、この事件の緊急処置として「ハードフォークによって、コインを不正送金される前の状態に戻す」という手段を実行して、不正送金前の状態に戻すことに成功しました。しかし、この対応はコミュニティの同意を得て行われたとは言え、中央集権的であるとして、非中央集権的な仮想通貨を目指す開発者の一部が反発し、イーサリアムクラシックが生まれたのです。
イーサリアムクラシックはイーサリアムに比べ、安全性を重視しています。しかしその為に、拡張性が弱まっています。イーサリアムのスマートコントラクトなどの機能は残してありますが、改変不能な部分が多いので、新規のシステムやサービスに結び付けることが難しいと言われていました。そこで、今回このハードフォークに至ったとも言われています。
・Callsto(カリスト)はイーサリアムプロトコルを基盤とした独自の自立したブロックチェーン。
・Callsto(カリスト)ネットワークは、スマートコントラクト機能をベースに、ガバナンス・システムを確立する事を目指すプロトコル。
・サイドチェーンとしてイーサリアムクラシックとCallsto(カリスト)ネットワークの両方のスケーラビリティを向上させることが可能。
・イーサリアムクラシックのチェーンでCallsto(カリスト)のスマートコントラクト機能を使用、イーサリアムクラシックのチェーン帯域幅を簡素化する事が出来る。
と公式サイトで発表しています。
今回ハードフォークによりCallsto(カリスト)が誕生する予定ですが、その際イーサリアムクラシックを保有している人に対し1ETC:1CLOの比率でエアドロップが行われるらしいです。エアドロップとは対象になっているコインを持っている人に、無料で仮想通貨が配られるシステムで、1ETC持っていれば1CLO(カリスト)がもらえる予定です。
イーサリアムクラシックが2月6日以降、順調な上昇を見せています。
3月予定のハードフォーク、そしてエアドロップが要因でしょう。
しかし、どこの取引所でCallsto(カリスト)を配るか、まだ発表はありません。
国内の取引所はCallsto(カリスト)を配るかは分かりませんので、国内の取引所のみで取引されている方は、今後の情報に対し精査する必要があるかも知れません。
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