• 2018/02/23
• 2018/02/23
• コイン東京編集部 コイン東京編集部

リップルペーパー、400億ドル相当のXRP新規支援を約束

サンフランシスコに拠点を置くリップルは、ピアレビューのため2つのホワイトペーパーを公開しています。1つはXRPのコンセンサスアルゴリズムをより正確な方法で記述し、もう1つは各ノードの接続の多様性を改善する方法を概説しています。ソフトウェアユーザーは実行してネットワーク上の取引をリレーして検証します。

この動きは、サンタンデールやSBIのような銀行を含む投資家のリップルが仮想通貨をサポートするコアインフラストラクチャに投資する準備ができており、有利な状況でなくなっても喜んで投資するということを示しています。現在、400億ドル以上の価値を確保しています。

しかし、XRPは最も需要の高い仮想通貨の1つであるとはいっても、その発展はビットコインやイーサリアムのような確立されている他の仮想通貨に比べて遅れています。

実際、リップルのCTO、Stefan Thomas氏は、同社の研究チームと学術界の間に緊密な関係を構築するための一歩として、論文を書こうとしました。つまり、スタートアップは研究者がリップルの技術に着いていくことが簡単になることを望んでいるようです。

インタビューでThomas氏は、この論文がテクノロジー周辺のネットワーク効果を構築する可能性がどのくらいあるのかを強調しようとしていたようです。

より広い意味では、オープンソースプラットフォームのドキュメントを更新して改善するための、おそらく最初の試みと見なすことができます（これは、2014年以来、XRP元帳の詳細を述べた最初のもので、リップルコンセンサス元帳と呼ばれています。）

このように、この論文はまた、リップルの進化についての声明でもあります。仮想通貨をセキュアな決済ネットワークに再利用する目的で立ち上げた後、集中型の銀行メッセージングと流動性サービスを分散型の代替案に置き換えようとしています。

セキュリティ

Thomas氏にとって、2つのリリースにはセキュリティという1つの中心的なテーマがあります。

キーワードは「ありそうもない」のようです。同氏は、攻撃者がネットワークを破壊するのに十分な資金と技術的資源を備えた国家、米国政府などでなければ、これらの攻撃ベクトルは実用的ではないと語っています。このような事態を特に心配しているわけではないが、スタートアップではあらゆるユースケースの保護に対応するようにしているそうです。

「Analysis of the XRP Ledger Consensus Protocol 」と呼ばれている最初の論文は、2014年の同社の論文を基に、ネットワーク上で起こるはずのことが実際に起こるという正式な数学的証拠を示しています。ネットワークは2つの競合するネットワークに分岐しないという「安全性」と、ネットワークが滞っておらず、取引を処理し続ける「活性」の2つに分かれています。

2番目の論文「Cobalt: BFT Governance in Open Networks」は、より豊富な検証ツールをサポートするアルゴリズムを用いて、以前のXRPプランを改善することを目指しています。

XRPは投票システムのようなものだと考えることができます。ここで、リップルの取引履歴を格納する各ノードには、ノードが正当とみなすリップルネットワーク上のノードリストであるUnique Node List（UNL）というものがあります。

したがって、各ノードがより多様なノードに接続している場合は、ネットワークの長期的な復元性と分散化には効果的です。

どちらの論文も、分散システムに大きく依存しています。これらはより論理的であるため、論文が長期的な影響を与える可能性が高い、とThomas氏は強調しました。

批判は一歩遅れている

それでも、これらの論文を含んだリップルの発展がリップルへの批判とXRPとの不安定な関係を改善するのに十分であるかどうかは、まだわかっていないようです。最初から技術に懐疑的な人がおり、XRPが注目を集めるほど、批判だけが高まっていくことは注目に値します。

批判している人が、異なる方法で分散化を利用しようとするビットコインやイーサリアムのような他のブロックチェーンの支持者であることは珍しくはありません（現在の世界的な金融技術の代替手段としての技術を「役に立たない」と主張する人もいます）。

Thomas氏は、これらの否定的な意見にも動じません。

声明では、技術の本質が市場のニーズを改善し、対応できるとしながら、批判には触れないようにしていました。

このようにThomas氏は、論文は、リップルがSWIFTの代替手段を提供していること、またはその仮想通貨が安全であることを保証しているかどうかに関係なく、リップルが市場のニーズに応える別の手段であると考えています。

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