COIN TOKYO

  • 2018/02/23
  • 2018/02/23
  • コイン東京編集部 新崎優太

ライトコインキャッシュ誕生!取引はどこで?将来性は??

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先週末にかけて、ライトコインのブロックチェーンをフォークして新しい仮想通貨「ライトコインキャッシュ(LCC)」を生み出す計画は技術的な問題も無く完了しました。しかし、現時点で、本当の意味で市場は新コインを受け入れているとは言えない状況です

スロースタータ―?

ライトコインキャッシュ(LCC)の現在の価格はわずか5ドル、取引高は100万ドルとなっています。世界で5番目の規模の仮想通貨であり、一日の取引額は10億ドル近くに達するライトコインの価格(195ドル)のたった2%の水準です。

CoinCodexのデータ(LCCについてデータを提供する数少ないサービスの一つ)によると2月19日、LCCは約1.40ドルの初値をつけた後、一時560%上昇して9.25ドルまで急騰しました。

取引所の対応

LCCに関しては、ライトコインもその恩恵を受けていました。ライトコインのブロックチェーンをクローン化し、ライトコイン保有者に無料のコインとしてLCCが配布されるため、投資家は事前にライトコインを保持して価格が上昇していたからです。

しかし、こういた生来の保有者が多くいるにもかかわらず、大規模な取引所はまだLCCのサポートを発表していません。

現時点では、LCCはYoBitにのみ上場されています。ライトコインキャッシュの公式サイトによると、MercatoxとTrade Satoshiなどについて記載されていますが、実際のところこれらの取引所でもまだ上場されていません。

Charlie Lee氏とLCC

‟名前の選択がチームにとって最大の欠点に終わったようだ”、ライトコインの創設者Charlie Lee氏は、早い段階でこのように批判しました。ライトコインキャッシュの開発者でさえ、CoinDeskに対して、選択した名前が非難されてしかるべきと認めています(「キャッシュ」の使用は、ビットコインのロードマップ上で開発者間の大きな対立の末に誕生した「ビットコイン・キャッシュ」を連想するため)。

CoinDeskの分析では、リー氏は、LCCのチームが市場の混乱から故意に利益を得ようとしていると非難したものの、反対をする人はほんのわずかだったために決行されてしまったようです。ライトコインの技術的なロードマップには、LCCのそれとの共通点は一つもありません。

概して、ライトコインキャッシュの24時間取引量は、今週初めの560万ドルから20%近くまで減少しており、フォークの前に高まりすぎた関心を差し引いてもかなり低い水準です。
LCCが仮想通貨界のリーダー達に愛されていくのか、ビットコインゴールドの様に(投資家コミュニティにほとんど好かれていないビットコインのフォーク)なるのかは時間の経過と共に分かるでしょう。

参考:
https://www.coindesk.com/litecoin-cash-forked-hardly-trading/

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