2月22日には、二つのネガティブ材料が発生しました。一つ目がイギリスの下院財務省特別委員会が、ビットコインを含むデジタル通貨に対して、今後新たな審議を行っていくと発表したことです。この審議の内容は、仮想通貨が消費者や金融関係、イギリス政府に対してどのような影響を与えるのか調査し、規制も検討するというものでした。この審議内容によっては仮想通貨に新たな規制が発生する可能性が示唆されます。
二つ目がフランスの金融市場町より、仮想通貨の一部のプラットフォームをEUの第二次金融商品市場指令(MiFID2)の適用対象にすると発表しました。更にフランス金融市場町の発表した内容の一部では、これまで一般的であった商品の電子広告を禁止するという内容もあり、仮想通貨に対して厳しい意見が多いものでした。過去には、フランス金融市場町のオフェル長官は2017年12月には「ビットコインは危険な幻視」と仮想通貨に対して苦言を呈したこともあります
まずは日足チャートをみていきます。2月21日に127万円台まで上昇したBTCでしたが、この価格は1月の下旬より反発が繰り返されたラインであると同時に12月中旬からみられる下降トレンドのレジスタンスラインでもあるため、反発されやすいと前回説明させていただきました。結果はやはり127円台という壁は分厚く、ラインを突き抜けることができずに価格を下落させています。更にイギリスやフランスのネガティブニュースも一つの要因となり下落が加速したように感じさせます。
これまで順調な上昇をしていたBTCが急落し、62万円台まで下ヒゲを伸ばしており、今後の方向性に不安を感じさせるチャートとなっています。しかし、この下ヒゲは取引所のよって変化があるようです。上記のチャートはZaifのチャートとなります。
こちらはビットフライヤーのチャートになります。ザイフでみられるような大きな下ヒゲはみられません。長い下ヒゲが出現していないことで、トリプルボトム成立が近づいてきている状況です。取引所によってチャートが違うという現象は希に起こります。その理由として、仮想通貨が非中央集権取引であり、それぞれの取引が独立して行われていることや、FXと比較して利用数が圧倒的に少ないため流動性が小さいことが挙げられます。今回もザイフとビットフライヤーでチャートが少し違う現象が起きたようです。因みにDMMビットコインのチャートにもザイフのような長い下ヒゲはみられていません。つまりザイフだけが非常に大きな下落を一度起こした可能性があります。
ザイフだけ大きく下落した理由はなんなのでしょうか?一つの要因としてザイフのシステムエラーという要因が考えられます。2月の16日~17日でザイフはシステムエラーを起こし、21億BTC以上のコインが買われてしまうという事件が起きました。ザイフの取引所だけ更に大きく価格が下がったのはこの事件が一つの要因の可能性が考えられます。
レジスタンスラインに到達し、今後のターニングポイントとも考えられるビットコインでした。しかし、イギリスやフランスで発表されたネガティブニュースにより、レジスタンスラインを突き抜けることはできず、大きく下落してしまった可能性があります。またザイフでは、数日前のシステムエラー事件も相まって嫌気売りされた可能性があります。
ザイフ以外の取引所チャートではトリプルボトムの成立する可能性が大きく、買いのチャンスが迫ってきているとも判断できます。しかし、今後もネガティブニュースが連続するとビットコイン価格に再び暗雲が漂う可能性も考えておきましょう。
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