トリガーはブロックチェーンの技術を活かして、スマートガンの管理を行おうというプロジェクトです。スマートガンとは指紋認証の銃のことをさします。トリガーの取り組みは非常に画期的で、スマートガンは現在のテロや銃乱射などの問題を抱えたアメリカを中心に認知されれば、かなりの需要があるのではないかと考えられています。但し、実現までには政府を取り込んだ説得が必要になるので、ハードルが高いのも確かです。
ブロックチェーンネットワーク上でスマートガンなどの情報を管理するシステムを「Block safe」と言います。登録者のみが銃を使用することができたり、ロック機能、発砲記録、銃の所在など銃に関する情報をブロックチェーン上に記録し、安心して銃を管理することが可能となるかもしれません。
単位:TRIG
最大供給量は1億TRIGでしたが、2017年の9月にバーン(※1)により、市場供給は32,105,578TRIGとなりました。時価総額は約58億円です。現在、時価総額ランキングは203位、価格は1TRIG=182円前後を推移しています。
(※1)
バーンとはその通貨の運営者が保有していたコインを消失させることです。世に出回るコインが少なくなるという事は、現在出回っているコインの希少価値が上がります。TRIGもこのバーンによって、一時的に大きく価格を上げました。
トリガーではマスターノードが採用されています。
マスターノードとは、2018年3月31日に公開予定の専用のウォレットに一定の通貨を保有しておくことで、報酬としてトークンをもらえる仕組みです。トリガーを公式の専用ウォレットに1500TRIG以上保有していると、マスターノードになることができ、毎月1500TRIGごとに25%分のAMMOと呼ばれるトークンが配当としてもらえる仕組みです。しかし、現時点では「25%」と固定するのは廃止した模様で、市場原理に沿っての配布となる模様ですので、都度情報確認が必要でしょう。
AMMOとは、トリガーのサブトークンでして、トリガーの送金手数料をAMMOで支払うことが可能です。NEOとGASの関係に似ているでしょう。
現在はバイナンスのみとなります。
2018年1月21日、ビットレックスから突然上場廃止された経緯もあります。
現在アメリカは銃規制に対して懐疑的な姿勢のため、今後のアメリカ政府の発言によってトリガーの価格に大きな影響が及ぶことが推測できます。
ただ、N米国防総省、フィリピン警察など銃社会の主要な公的機関にトリガーの存在はすでに認知されており、注目もされていることから、このプロジェクトが成功すればかなりの重要になるのではないかという見方も出来ます。
今後は実用化や取引所の上場や流動性が固まることでさらなる価格上昇も見込めるのではないでしょうか。