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  • 2018/02/27
  • 2018/02/27
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

世論調査:チェコでユーロよりビットコインの人気の方が高いことが判明

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チェコで行われたコルナ(チェコの通貨)以外の通貨に対する意識調査の結果によると、ユーロよりも仮想通貨を貯蓄する傾向が強いようです。外貨獲得に対して2倍の人が、ビットコイン購入に興味があると答えました。

ハードカレンシーと見なされる仮想通貨

多くの他の国と同様、チェコのような国は、ドルやユーロのような外国の兌換紙幣へ財産の一部を投資することを検討するかもしれません。驚いたことに、最近の調査によると、ドルもユーロも投資の1番の選択肢ではないようです。この調査は、今月(2017年2月)525人を対象に実施されました。

調査によると、チェコは依然として仮想通貨を警戒していますが、それにもかかわらず、投資においてはビットコインやイーサリアムのような仮想通貨が最も人気のある通貨のようです。Ipsos調査の回答者の約11%は、デジタルコインの取得を検討していると認めていました。これより少ない10.3%がユーロ買いを検討していると答えました。

「自由化」以降、コルナ(CZK)はかなり良好な経過をたどっています。チェコ国立銀行が昨年4月にキャップを解除した後、ユーロに対する評価を行いました。チェコ国民の3分の1(30%)は、今や変化のある不兌換通貨を信頼しているという調査結果が出ています。チェコで2番目に信頼される伝統的な通貨はスイスフラン(26%)です。

しかし、チェックしないままでおくと、コルナはある時点で価値を下げる可能性があります。国の通貨が下がると、必然的に輸入品の価格が上昇します。コルナが変動するようになると、チェコの投資は多様化し、貯蓄のリスクを分散させるために見直しを頻繁に行うことになる可能性があります。

現金としてのビットコインの需要

ユーロは明らかに有利な選択肢なように見えるかもしれませんが、チェコではあまり人気ではありませんでした。数年前、政府はユーロの導入を無期限延期すると決めました。複数の調査によれば、ユーロ圏への参入に対する公的支援が非常に低く、20%を大きく下回っているようです。Topforexに対するIpsosの調査では、チェコ共和国で信用されている通貨において、ユーロが3位になったことも分かりました。

回答者に外貨を現金で購入する予定があるかどうか尋ねたとき、半数以上がそうするつもりはないと答えました。購入したいと思っている人の3分の1がユーロを購入すると答えました。スロバキアのような自国の近隣諸国の多くはユーロを採用しており、チェコ訪問にはヨーロッパの現金が必要です。しかし、米ドルを購入すると答えた人(4.2%)の2倍(8.4%)の人が仮想通貨の形でデジタル通貨を購入する、と述べました。

昨年、チェコ国立銀行は、仮想通貨の重要性と従来の通貨を追い出す可能性を軽視していました。金融当局は、銀行がビットコインを恐れる必要はないと主張しました。CNBは「良い通貨」は安定した購買力を持つと主張しました。世界のすべてのビットコイン取引は、チェココルナで行われた電子取引のわずか16%にすぎなかったのです。

数か月前、チェコのメディアは、国内で初めてビットコインで不動産が売却されたと報じました。プラハの物件を、ロシア国民が35ビットコインで購入しました。

―購入者にとっては、ビットコインが支払えるということが条件の1つだったようです― 販売会社創業者 Jaroslav Kováč氏

販売会社は、他にもチェコ国内外から問い合わせがあり、ビットコインでの販売を交渉していると述べました。昨年はじめには、同国最大のオンライン小売業者がビットコイン決済を始めました。

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