COIN TOKYO

  • 2018/02/27
  • 2018/02/27
  • コイン東京編集部 新崎優太

リベルランド自由共和国が独自仮想通貨Merit(メリット)を発行!ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムの寄付を受付

このエントリーをはてなブックマークに追加

リベルランドはセルビアとクロアチアの間に位置する国で、過去3年間自立宣言している国家です。
リベルランド自由共和国は、数ヵ月後に独自の仮想通貨を発行する予定でビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムの寄付を受け入れています。リベルランド自由共和国の市民権を申請した人は50万人にのぼります。しかし、クロアチアがセルビアとの間のドナウ川に隣接する7キロメートルほどの無人の湿地地帯を2.5平方マイル所有していると主張していることから、リバーランドの領土は紛争地帯にあります。

1990年代、ユーゴスラビア紛争終焉と同時に土地の境界線が再区画され、その時に再区画域はセルビアからクロアチアへと切り替えられました。しかしクロアチアは、国家を狭める新しい国境を受け入れなければならなかったので、この土地を望みませんでした。一方でセルビアは国土領域が広くなるので、新しい国境を望んでいました。セルビアとクロアチア双方は、異なる理由からその土地を望んでいないと主張しました。

リベルランド州立宣言

元エコノミストのヴィット・ジェドリッカ氏は、この土地を望んでおり、2015年に彼と3人の友人が国家立ち上げを宣言し、彼を大統領に選出したと大々的に申し立てました。
クロアチアはその土地を領域とする事を望んではいませんが、国境に銃を持つ住民がすむ自由主義国家が存在する事を望んではいません。クロアチアは、この地域に入ることを試みた者を逮捕し、罰金を科すと述べました。ジェドリッカ氏はクロアチアからリベルランドに入ろうとしたときに実際に罰金を科されました。2015年に紛争が始まって以来、約100人が逮捕されています。
ジェドリッカ氏はそれ以来、オンライン上で約50万人の市民を集め、大使と内閣を任命しました。彼は、リベルランドのケースはクロアチアの裁判所に持ち込まれ、彼は判決を待っている状態だと述べています。

強制的な税金や銃規制がない国家

リベルランドは当初、通貨としてビットコインを持ち、強制的な税金や銃規制を持たない国家として計画されていました。ジェドリッカ氏は、富裕層の自由主義者とクラウドファンディングより資金を調達しています。国家はメールとSkypeを使ってビジネスを行っており、100人の様々な国に住んでいる国会議員を携えています。
国は独自のブロックチェーンをベースにした法制度を打ち立て、デジタルコントラクトを通じて市民権を保証する予定です。リベルランドは4月13日にMerit(メリット)という独自のコインを発行してから3周年を迎え、すべての納税者はメリットという通貨を受け取ることになります。
政府の予算は約十数の仮想通貨で分配されることになります。
Telegraphによると、ジェドリッカ氏はチェコにおいて、税金や規制を引き下げるために何年間か働いていたと言われており、既存の体制を是正するよりも新しい国家を始める方がより簡便な方法だと悟ったと言います。
彼は金融アナリストとして数年間働いており、リベルランドが使っているシステムをよく理解しているとも述べています。

ジェドリッカ氏の奮闘

ジェドリッカ氏はリベルランドの代表者を集めるために3年間100カ国を旅してきました。
彼はさまざまな国に旅行し、中南米、南アメリカやアフリカなどを含むさまざまな大陸から国民を求めています。リベルランドは、欧州の法律に抵触する可能性のあるビジネスリーダーの注目を集めました。
古くからビットコインに投資してきた、投資家であるRogerVer氏は、リベルランドに関心を示しており、世界的に著名な女性建築家であったザハ・ハディッドのアーキテクツ事務所のパトリック・シューマッハ最高経営責任者(CEO)は、リベルランドの将来の街並み案を提出しました。
ジェドリッカ氏によると、リベルランドにはセルビアの川沿い側に旅行者を歓迎するにローカルコミュニテイとインフラストラクチャーがあると言います。

参考
https://www.ccn.com/liberland-to-issue-its-own-cryptocurrency-accepts-bitcoin-bitcoin-cash-and-ethereum/
https://cryptonews.com/news/a-self-proclaimed-micronation-plans-its-own-cryptocurrency-1282.htm

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る