BTC/JPYの1時間足をみていきます。3月29日、80万円台を切ったBTCは、30日にかけて70万円台にまで価格を落とします。1時間足では70万円台で長い下ヒゲを形成し、時間足の出来高は十分に取れていることがわかります。70万円台をひとまずの底としたBTCは77万円台にまで反発、その後再び下落を開始し、現在は74万円台で値動きをみせています。再び下落したBTCのローソク足をみると3つ連続した出会い線に近い黒三兵もみられており、今後も下落を継続させるシグナルとして捉えることができます。
BTC/JPYの日足チャートをみていきます。下落を加速させたBTCは2月最底値からの下値支持線を下回る形になります。70万円台で反発を起こしたBTCは一度反発を起こしました。2018年の最底値は2月の64万円台であり、下落が続く場合、この64万円台が意識されることになります。時間足での下落による出来高は高くなっていますが、日足チャートでは出来高はまだ高いとは言えず、一度反発はあったものの、下落の底と判断するには不十分な雰囲気が漂っています。
70万円台まで下落したBTCは反発を起こしました。その上昇幅は約9%で一巡しています。更に時間足チャートでは十分に確認できた出来高も、日足チャートからみるとまだ十分に上がっておらず、レバレッジトレードを行っている人達は十分に利確を済ませたとは言いづらい状況です。今回の相場からはセリングクライマックスが近いとの話もでていますが、出来高が少ない分、まだ下落を構えている人たちは多いように感じます。更に一度反発したことにより、利確を行った人たちも今後、再度介入してくる可能性が高いです。今後も売り圧力が増した場合、戻り売りという形で介入してくる人たちも増えることで再び下落が加速していく可能性があります。しかし買い方向にも売り方向にも参入できる人たちが生まれたということはその分方向性も定まり辛くなることも十分にありえるでしょう。
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