COIN TOKYO

  • 2018/04/02
  • 2018/04/01
  • コイン東京編集部 新崎優太

暴落からレンジ相場へ切り替わったビットコイン(BTC)、低迷はいつまで続くのか【週間チャート分析(3/26~4/1)】

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3月26日から4月1日の一週間、BTCは大きく動きをみせました。週初めでは価格を大きく下落させますが、今年の最低値を超えることはなく、後半は方向性の無いレンジ相場へと切り替わっています。今後BTCはどのような動きをみせるのでしょうか。チャートを振り返り、今後の動きを分析していきます。

下落を続けたBTCは70万円台ラインに接触、その後反発され、レンジ相場へと切り替わる

BTC/JPYの1時間足チャートを振り返っていきます。3月は一ヶ月通して仮想通貨の下落が続く一ヶ月となりました。BTCも同様に下落を続け、3月29日には下落を加速、30日には70万円台ラインに接触をしています。70万円台になると3月の最低値となる78万円台を抜き、3月の底値を更新した次の節目であったという点、75日移動平均線から50%以上の乖離をみせたという点、更に出来高のグラフが上昇しきったという点より、一度反発されたと考えられます。

下ヒゲをつけた陰線をきっかけに反発を起こしたBTCは、77万円台まで回復後再び下落を開始します。再び下落したBTCは同じ70万円台ラインで再び反発を起こし、77万円台から70万円台のレンジ相場へと切り替わりました。2点底を形成したBTCでしたが、上値である77万円台を抜けることは出来ず、3回目の70万円台接触へ突入しています。

暴落後、上昇をみせるBTCに出来高サインの反応は薄い

次にBTC/JPYの日足チャートをみていきます。暴落後、一度反発をみせたBTCは、1時間足チャートでは出来高は上昇していましたが、日足チャートからみると十分な出来高はできておらず、底値と判断しづらい状況にはあります。更に今回の下落により75日移動平均線は200日移動平均線をデッドクロスすることになり、更なる下落を予兆させるチャートにみえます。

ゴールドマン・サックスの警告を振り返る

アメリカで展開する大手金融グループであるゴールドマン・サックスのアナリストは、2018年3月13日にビットコインは2月の底値を下回る可能性が高いと発信していました。現在の暴落がまさにその危機に直面していると考えられやすく、今後2月の底値である64万円台は意識されることになりそうです。

仮想通貨時価総額では既に2月の低値を更新

仮想通貨全体の時価総額では2月の底値である2,800億ドルを更新しており、4月1日の時価総額は2,500ドルまで価格を下げています。このままゴールドマン・サックスのアナリストの警告通り、ビットコインも底値を更新してしまうのでしょうか?

現在のレンジ相場は今後の仮想通貨の方向性を決める重要な局面になるか?

現在のBTCの相場はレンジ相場であり、上値下値それぞれのラインをブレイクした際に一気に放たれる可能性が高まっています。日足チャートでみたBTCは今後も下落する要素を多く含んでいますが、時間足チャートでみた際に、今後再び上昇方向へ動きレンジ相場が継続された場合、上へそのまま放たれる可能性も十分に高まってきているともいえます。どちらにしても日足、時間足共に細かく確認していく必要がありそうです。

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