COIN TOKYO

  • 2018/04/02
  • 2018/04/02
  • コイン東京編集部 新崎優太

一時的に4万円台を下回った暴落気味のイーサリアム(ETH)、チャートから今後の注意ポイントを分析ー4月2日

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3月26日からの3月最後の週は、仮想通貨の下落が加速される一週間となりました。イーサリアムも一時期0.05BTC台にまで下落し、当時日本円にして4万円台を切る形となってしまいます。その後反発をみせているイーサリアムは今後どうなるのでしょうか。チャートを振り返っていきます。

3月31日、大幅に下落したETHは反発後、久々の10%を超える上昇率をみせる

ETH/BTCの1時間足チャートをみていきます。3月最後の週も下落を続けたETHは3月29日に0.054BTC台で鍋底を形成します。30日には0.053BTC台ラインに接触しながら大きく出来高を上げ反発を開始しました。その後3月31日には0.059BTC台にまで価格を回復させます。30日から31日の上昇率は10%を超え、久々の上昇率となりました。しかし31日以降は再び下落を開始しており、0.055BTC台にまで価格を下げています。

暴落後の反発ラインは今年1月の反発ラインとしても意識される価格帯

ETH/BTCの日足チャートをみていくと、今回下落後に反発した価格帯は2018年1月に高騰したETHが反発された価格帯近辺と一致しています。そのため1月の時点で0.055BTC~0.053BTCは買い仕込みが多く準備されやすい価格帯でもあったと考えることもできます。

BTCチャートと照らし合わせることで気付く点

BTC/JPYのチャートと反転のタイミングを照らし合わせた場合、鍋底を形成した3月29日から30日の価格帯ではETHは買い圧力が生まれていたということになります。対してBTCは3月30日まで下落をしており、更に29日から30日の時間帯では下落を加速しているため、BTCからETHへ転換させていた可能性が生まれます。0.059BTC台まで価格を上昇させたETHは出来高を少々上げているようです。ETHが31日の深夜まで下落を続けている中、BTCは僅かながら上昇をしました。更にレンジ相場中のBTCでは、この時間帯の値動きとしてレンジ底値まで到達せずに反転上昇を加えている点、日付は週末に入り取引所に対して新規入金がされにくく新規フィアットが追加されにくい点も加わり、10%以上上昇したETHを再びBTCへ転換した可能性があるでしょう。

今後ETHはどう動く?

アルトコインであるETHの値動きは今後も流動性が最も高いBTCの値動きに大きく左右されていくため、BTCが下落をした場合ETHも追随して下落をしていく可能性が高まります。今後先行してBTCが下落した場合、ETHの大底も0.05BTC台ではなかったと判断されやすく、一度BTCからETHへ転換させた投資者も新たな大底に備えBTCへ転換させる動きがみえるかもしれません。今後0.05BTC台を突き抜け、BTCにも更なる下落の予兆がみえていた場合、ETHは大きく下落を加速させる可能性もあります。

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