SBI Bankは、R3社のコンソーシアムに参加することで、ロシア市場においてCordsを活用した新たな革新的な記入サービスの導入を目指します。
SBIグループでは、日本におけるFinTech企業の先駆けとして1999年の創業より、インターネットを活用した証券・銀行・保険等の多様な金融サービス事業を展開してきました。
ブロックチェーンは、FinTech分野の中でも注目を集めている技術分野であり、ブロックチェーンをFinTechイノベーションの中核ととらえ、国内外で様々な施策に取り組んでいます。今回の取り組みを通じて、グローバルでのブロックチェーン分野の進展に貢献できるものと考えているそうです。
この影響からかSBIホールディングス社の株価も13日の始値2645円から2778円の高値まで上昇しています。
R3社は、拠点をニューヨークに置き2014年に設立された分散台帳技術を開発する企業です金融システムにおけるブロックチェーンデータベースの使用に関する研究と開発において世界最大数の金融機関が参加するコンソーシアムを率いています。
R3社が主導するコンソーシアムには、現在世界各国の、有力な金融機関等200社以上が参加しており、(2017年5月23日時点では80社ほどだったのでここ一年で2倍以上の企業が参加したことになります)コンソーシアムに参加する金融機関において、分散型台帳技術の実証実験を進めるなど、同技術の金融サービスへの活用を推進しています。
R3コンソーシアムとは、R3社が主催するブロックチェーン技術(分散型台帳システム)を利用して既存の金融機関のためにコスト削減システムを作り出そうという団体です。
活動の内容として、主催しているR3社の【Corda】と呼ばれるパブリックチェーンのプロダクトを作成することで、銀行業務の全てを包括し銀行間送金やデータ管理のコスト削減、時間を短縮する事を目的としています。
コンソーシアムは2015年9月15日に9つの金融機関で開始されました。
バークレイズ
ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行
クレディ・スイス
ゴールドマン・サックス
JPモルガン
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド
ステート・ストリート
国内の企業でいち早く参加を表明したのは、三菱UFJフィナンシャル・グループで、その後みずほ銀行、野村証券、三井住友銀行、SBIホールディングスと続きます。
SBIは2017年5月にR3社 HOLDCO LLCへ出資を行いR3社の外部筆頭主となっています。
この出資を機に、分散型台帳技術の活用に向けたR3社との連携を一層強化し、オンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、投資を更に拡大するとコメントしています。
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