• 2018/04/19
• 2018/04/19
• コイン東京編集部 新崎優太

元グーグル幹部社員がブロックチェーンスタートアップのサポートコミュニティーを立ち上げ

ギフト(GTO)、ネブラス(NAS)、ループリング(LRC)の各創設者3名

グーグラーブロックチェーンアライアンス（GBA）は、Andy Tian氏、Hitters Xu氏、Daniel Wang氏を含むブロックチェーンのプロジェクトマネージャー、投資家、アドバイザーで構成されています。3人はこの仮想通貨業界で目覚ましい経歴を持っています。

Andy Tian氏は2000万人以上のユーザーを誇るイーサリアムベースの贈り物プラットフォーム「ギフト(GTO)」、Hitters Xu氏は次世代の公共ブロックチェーンであるネブラス(NAS)、Daniel Wang氏は分散型トークン取引プロトコルである「ループリング(LRC)」、3者とも中華系のブロックチェーンプロジェクトの創設者です。

サンフランシスコと北京で活発なプラットフォーム

中国の有名ブロックチェーンプロジェクトを推進しているハイテク三者は、検索エンジンの独占的企業であるグーグルでの経験が、仮想通貨を支える技術に対する大衆意識を高められると考えています。

「グーグルはアンドロイドからAIまで、世界中の最新技術の最前線にあります。グーグル社員として、ブロックチェーンの影響力を誰でも、どこへでも広めるために、私たちの経験を提供します。」とTian氏は語りました。

グーグラーブロックチェーンアライアンスはすでにサンフランシスコ、北京、上海で活動しており、拡大計画が進められています。

この最新イニシアティブのニュースは、サムスンがグローバルサプライチェーンを追跡するブロックチェーン台帳システムを採用する可能性があることを明らかにした直後に発表されました。この動きはサムスンの出荷コストを20％も削減すると予想されています。

ブロックチェーンレボリューション

サムスンはブロックチェーン革命に参加する唯一の巨大企業ではありません。リップル社は、ブロックチェーンのスタートアップに投資するブロックチェーン・キャピタル・パラレル・ファンドIVに、2500万ドル相当をリップル(XRP)で投資しました。

同様に、ロックフェラー家（推定純資産：1兆ドル）は、ベンチャーキャピタルのベンチャーであるVenrockを通じて、ブロックチェーンのスタートアップに長期的な投資を行うと発表しました。

設立用の資金が成長著しい仮想通貨エコシステムに流入したことで、主要な金融業者がブロックチェーンとビットコインが発展を続けると信じているという明確なシグナルが発せられました。

ウォールストリートを迂回してブロックチェーンへ直行

一部の流れでは、エリートビジネススクールの学生はウォールストリートや金融業界の伝統的な仕事を断ってブロックチェーンの新興企業や仮想通貨企業に参加しようとしています。

TechCrunchによると、ブロックチェーンは現在の労働市場で2番目に急成長を遂げている業界で、1人のブロックチェーン開発者ごとに14の求人があります。

スタンフォードビジネススクールのMBA学生であるRobbie Mitchnick氏はCNBCに次のように語っています。「私たちの中には、伝統的な金融界のバックグラウンドから来て、ブロックチェーンに関わるためにその世界に戻る機会を狙っている人が大勢います。」

ハーバードビジネススクール学生で自身でもブロックチェーン企業「ビットコイン＆仮想通貨クラブ」を経営するEdith Shi氏は、初期の仮想通貨業界への関心の高まりを目の当たりにしています。「ハーバードビジネススクールでブロックチェーンとビットコインへの関心が大幅に増加しました。通常、クラブについての情報を得るために約30人がサインアップしています。今年は約800名になりました。」

トップビジネススクールでは、ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンに関するクラスとコースの提供量を増加させて、この急上昇している需要に対応しています。

ハーバード・ビジネス・スクールの教授であるミッチ・ワイス氏は以下のように語りました；
「世界に変化をもたらす指導者を育成するという我々の任務を担っています。ブロックチェーンのリーダーシップが将来大きな役割を果たす事は間違いないと思います。」

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