COIN TOKYO

  • 2018/04/23
  • 2018/04/23
  • コイン東京編集部 新崎優太

イーサリアムが3兆ドルの年金市場を開拓へ、ETH専門の投資会社が証券取引所で取引を開始

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カナダ最大の年金基金OMERSが設立したイーサリアム・キャピタル社が、カナダの証券取引所「Aequitas NEO Exchange」で取引を開始しています。

イーサリアム投資企業として初めての株式公開

同社は、イーサリアムに焦点を絞った初めての株式公開会社として以下のように主張しています:

「イーサリアム・キャピタルは、イーサリアムのネイティブユーティリティートークン『Ether』に戦略資産として投資し、イーサリアムベースのビジネスに選択的に投資または買収していきます。」

彼らは約4500万カナダドルを調達しており、そのうちの90%が直接Etherを購入する目的に使用され、残りはイーサリアム関連のスタートアップや/プロジェクトへの投資に使用されます。

「取引開始されてすぐに、イーサリアム・キャピタルは計画した事業に着手し始めます。イーサリアムエコシステム固有の仮想通貨『Ether』に可能な資金の大部分を投資します。」

同社の掲げるミッションは、金融業界とイーサリアムのエコシステムの架け橋となることで、彼らのウェブサイトに以下のように記載しています。

「イーサリアムブロックチェーンの根本的な仮想通貨であるEtherを金融業界に提案していきます。そしてより重要なことは、その資産のプールを形成することで、コミュニティとイーサリアムのプラットフォームのための資金ができます。私たちはこれを拡大することで、ConsenSys社のような企業になる機会を得ます。このプラットフォームを利用して価値を創造する、大規模で組織的なステークホルダーです。」

つまり同社の株式を仲介すれば、プライベートキー、セキュリティなどを扱う必要も無く、間接的にイーサリアムに投資できます。

機関投資家の法的要件をクリアできる

コンプライアンス要件や税務上の問題のために、法的理由で直接イーサリアムを所有できなかった年金基金などの機関投資家にとって有用となります。

機関投資家は株式ポートフォリオを通してイーサリアムに投資できるようになり、仮想通貨投資の主役の座をアーリーアダプターから引き継いで、市場はステージ2へ移行するでしょう。イーサリアム・キャピタルの株式は、イーサリアムがメインストリームへ向かう一つのツールとなるでしょう。

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