まずはBTC/JPYの1時間足チャートで振り返っていきます。4月23日の週初めでのBTCは96万円台前後で値動きとなっていました。4月24日にはついに大台となる100万円台を突破することになります。その後順調な伸び上がりをみせたBTCは、4月25日に107万円台まで高値を更新しました。しかしBTCの勢いは107万円台でダブルトップを形成、ここで一度衰退し、急激な下落を開始します。その後96万円台まで価格を落としたBTCは4月26日には再び上昇を開始。しかし100万円台で毛抜き天井を形成しながら更に反落します。結果BTCは95万円台を割る94万円台まで価格を落としました。
4月27日以降は方向性の定まらないレンジ相場へ突入します。レンジ相場ではレジスタンスラインを102~100万円台と一定しており、サポートラインは200日移動平均線を下支えにするように徐々に下値を切り上げていることがわかります。チャートの形では4月26日以降、上昇三角型のフラッグが形成されつつあるようです。このままローソク足が収束されていく場合、明日の4月30日には上放れが起こる可能性が秘められているということになります。逆にそれまでに下値ラインをブレイクしてしまった場合、上昇三角型のフラッグ否定となり、一気に下落を進める可能性が出てくるでしょう。
次にBTC/JPYの日足チャートをみていきます。日足チャートでは4月25日の大陰線形成後、同じ大きさの陰線と陽線が交互に出現しており、拮抗した値動きをしているように感じさせます。サポートラインでは一目均衡表の雲の上弦を少し割る形にはなっていますが、完全に雲の中には入ることなく留まっているようです。4月26日以降同じ大きさのローソク足が続いていたBTCですが、本日4月29日の残り時間で大きな値動きが出ない場合、十字足が形成される形となり、再び下落相場への反転の兆しになる可能性もあるため、注意する必要があります。
4月25日の反落後、再び上昇を目指すビットコインに100万円台~102万円台という高い抵抗線が出現しました。下値ラインは徐々に切り上がってはいるものの、まだまだ油断はできない市場だと感じます。まずは明日4月30日までサポートラインをブレイクせずに現在の価格をキープできるのかどうかが直近のポイントとなりそうです。更にローソク足が収束した場合、大きく動きをみせるのかどうか注目する必要がありそうです。現在の市場は非常に拮抗した状況であるため、しっかりと大きな流れをみながら取引を行うことをおすすめします。
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