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  • 2018/05/19
  • 2018/05/19
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

仮想通貨Ardor(アーダー)とは?特徴や将来性、購入方法についてご紹介!

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ここでは仮想通貨Ardor(アーダー)の特徴や将来性、購入方法についてご紹介します。仮想通貨Ardor(アーダー)はベースとなる前身のNXTメインチェーンにサブチェーンを導入。企業や自治体が自由に、そして簡単にサブチェーンを立ち上げトークンを発行したりできることが大きな特徴です。市場での評価も高く、時価総額順位も上位に位置しており、今後が期待される仮想通貨の一つとなっています。

仮想通貨Ardor(アーダー)とは

仮想通貨Ardor(アーダー)とは2016年7月に公開された暗号通貨およびアルトコインプラットフォームです。仮想通貨Ardor(アーダー)の開発会社は前身となるNXTを開発したJelurida。ハードフォークによる分岐後、NXT2.0という名前で開発されていましたが、2016年にArdor(アーダー)へと改名されました。

仮想通貨Ardor(アーダー)の前身であるNXTは2013年にプロジェクトがスタートしたRipple(リップル)に次ぐ古参のICOです。NXTは企業や自治体がブロックチェーン上で簡単にトークン発行やメッセージ送信などを行えるプラットフォームとして開発されていました。仮想通貨Ardor(アーダー)は、そのNXTのブロックチェーンをメインとし、さらにサイドチェーンの要素を加えた改良型となります。

仮想通貨Ardor(アーダー)では、プログラミング技術に詳しくない企業や自治体が自由にサイドチェーンを立ち上げることが可能であり、それがプロジェクトの目標とされています。NXT2.0であるArdor(アーダー)は、サイドチェーンを加えることでスケーラビリティーと利用の自由度を向上させました。Ardor(アーダー)の自由度は、各企業や自治体がサイドチェーン上で独自トークンを簡単に発行できることにより保証されています。

NXT2.0であるArdor(アーダー)のメインチェーンでは、基本通貨であるArdor(ARDR)の送受信のみ行うことができ、独自トークン発行やメッセージ送信などの機能は廃止されました。その代わり、新しい要素として加えられたサイドチェーンにてNXT1.0と同じように他の機能を利用することができる仕様となっています。
このArdor(アーダー)のサイドチェーンはignis(イグニス)と呼ばれ、ignis上で発行されるトークンをIGNISと表記します。

【仮想通貨Ardor(アーダー)の基本情報】
・通貨名…Ardor(アーダー)
・通貨単位…ARDR
・公開日…2016年7月14日
・発行上限枚数…998,999,495 ARDR
・認証方式…PoS(Proof of Stake)
・時価総額…43,397,925,059円
・時価総額順位…60位
・取り扱い国内取引所…なし
・取り扱い海外取引所…Poroniex、Bittrex、HitBTCなど
・公式サイト…https://www.ardorplatform.org/
・ホワイトペーパー…
https://www.jelurida.com/sites/default/files/JeluridaWhitepaper.pdf
・公式Twitter…https://twitter.com/ardorplatform

仮想通貨Ardor(アーダー)の特徴・仕組みについて

<仮想通貨Ardorの特徴>
仮想通貨Ardor(アーダー)の最たる特徴はNXT2.0に加えられたサイドチェーンにあります。サイドチェーンとはメインチェーンを保管するためのサブチェーンのことです。Ardorのサイドチェーンはignis(イグニス)と呼ばれ、発行されるトークンはIGNISと表記します。
ArdorはベースとなるNXTのブロックチェーン技術にサイドチェーン要素を導入。これにより「トレード履歴のプライベート化」「セキュリティ向上」「トランザクション時間の短縮」などのメリットが生まれました。
Ardorでは企業や自治体が自由にサイドチェーンを立ち上げることが可能です。また、立ち上げられたサイドチェーンはArdorのブロックチェーンによって保護されます。企業や自治体は特別なプラグラミング技術を要することなく、Ardor上で簡単にサイドチェーンを立ち上げることができるのです。

<Ardorと前身のNXTとの違い>
Ardorの前身であるNXTでは、基本通貨であるNXTとトークンの取引の全てが同一のブロックチェーン上で行われていました。これにより、ブロックチェーン上の取引データが膨張しスケーラビリティーに問題が生じていたのです。
そこで、後継となるArdorではサイドチェーンを導入。Ardorのメインチェーン上で取引されるのは基本通貨のARDRのみとなりました。そして、トークン取引については新たに導入されたサイドチェーンであるignis上で行われるようになりました。

<サイドチェーン上での取引承認の仕組み>
Ardorのサイドチェーンignisで行われる取引記録はBundlerという権限者によって管理されます。Bundlerが取引記録をまとめた後、その内容がメインチェーン上にアナウンスされブロック承認されるという仕組みです。
その際、Bundlerはサブチェーン上で流通している独自トークンを承認手数料として徴収。その後、Bundlerはメインチェーン上にARDRによって承認手数料を支払います。この一連の取引を「Bundle」といいます。
これによりメインチェーン上にトークン取引記録が占拠することを防ぎ、結果としてNXTよりもトランザクションが改善されるというメリットがもたらされました。一方、Bundlerとしては処理管理によって赤字となってしまうというデメリットがあります。

仮想通貨Ardor(アーダー)の現在価格・チャート状況

仮想通貨Ardor(アーダー)の現在価格・チャート状況はCoinMarketCapやCoinGeckoなどで確認できます。
2018年5月17日現在、Ardor(アーダー)の価格は33円。時価総額は32,957,202,423円、時価総額順位は56位となっています。

仮想通貨Ardor(アーダー)の今後や将来性について

仮想通貨Ardor(アーダー)の将来性を図るうえで参考にしたいポイントについてご紹介します。
現在、Ardorは他の仮想通貨と同じく価格変動を繰り返しながらも上昇傾向にあります。取引市場での評価も高く、時価総額順位も上位に位置しています。
今後、仮想通貨Ardor(アーダー)およびプラットフォームが広まっていくには、Ardorのブロックチェーン上で様々なプロジェクトが活発に行われていくことがポイントとなります。その際、プログラミング技術なしで企業や自治体が簡単にサイドチェーンを立ち上げトークンを発行できることが参加者にとってメリットとなるでしょう。
また、ベース技術にNXT時代からの古さを残すなど、Ardorは開発途上であるといえます。仮想通貨市場でメジャーなプラットフォームとなるには、まだ時間がかかるという見方が優勢のようです。
現在のところ、時価総額順位も高く市場からの評価も得られていますので、今後のポジティブなアナウンスに期待したいところです。

仮想通貨Ardor(アーダー)の取り扱い取引所・購入方法

現在、仮想通貨Ardor(アーダー)は日本国内の仮想通貨取引所では取り扱いされていません。よって、Ardorを購入するためには海外取引所の口座開設とそこでの購入が必要となります。

<Ardorの購入方法の例>
① 日本国内の取引所でビットコインを購入
② 海外取引所の口座を開設
③ 国内取引所から海外取引所口座にビットコインを送金
④ 海外取引所にてArdorを購入

Ardorを取り扱っている海外取引所としては、Poloniex(ポロにエックス)、Bittrex(ビットトレックス)、HitBTC(ヒットビーティーシー)などが挙げられます。
その中でも、世界最大級の取引所であり、手数料が0.10〜0.15%と安いPoloniexがおすすめとなっています。

仮想通貨Ardor(アーダー)の保管用ウォレットについて

仮想通貨Ardor(アーダー)を購入後は、取引所のウォレットで保管することも可能です。しかしながら、取引所ウォレットでの仮想通貨の管理は、トラブルにより運営停止となった場合やハッキングが起こった場合に通貨を失ってしまうというリスクがあります。
日本でも多くの人に知られている取引所事件としては、マウントゴックス事件やコインチェックNEM流出事件などが挙げられます。各取引所はよりセキュリティ強化に努めていますが、常にハッキングリスクに晒されているということが現状です。
そこで、取引所のウォレットとは別のウォレットで仮想通貨を保管する方法をおすすめします。仮想通貨Ardorのウォレットとしては「Ardor Wallet」があります。Ardor Walletはアプリ型のウォレットで、インストール後に利用を開始することができ、発行されるアドレスに購入したArdorを移動させることでウォレットに保管することができます。

仮想通貨Ardor(アーダー)についてのまとめ

ここまでは仮想通貨Ardor(アーダー)の特徴や将来性、購入方法についてご紹介してきました。
Ardorはサブチェーンの存在が特徴となっており、NXTと比較して「スケーラビリティー」「セキュリティ向上」「トランザクション時間の短縮」を実現しています。
また、今後についてはArdorプラットフォーム上で様々なプロジェクトが立ち上げられることが発展する上でのポイントとなりそうです。
まだ開発途中ではあるものの、市場での評価も高く将来性が期待されるArdor。
開発も順調に進められているので、今後の動きや情報に注目したい仮想通貨となっています。

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