2018年5月15日、ビットコインキャッシュは無事ハードフォークを終えました。今回のハードフォークにて大きく変更された点は二点、一点目はブロックサイズのアップグレードです。これまで8MBであったブロックサイズを32MBまでアップさせました。二点目は「Satoshi OP_codes」を追加したという点です。今回のコードを追加したことで、ビットコインキャッシュに今後はスマートコントラクトの導入が可能となりました。
BCH/BTCの2時間足チャートをみていきます。5月6日に0.185BTC台まで価格を伸ばしたBCHは、その後徐々に高値を切り下げることになりました。しかし、下値では過去に多く機能してきた0.153BTCで下支えを確認するチャートとなっていました。5月15日のハードフォーク以降、BCHの上値は更に切り下げられており、下落傾向となっています。5月16日にはサポートライン0.185BTC台を一時割ろうとする動きがみられましたが、その後すぐに回復傾向となっていることがわかります。
5月15日以降の値動きには、BCHのハードフォークに対して、短期取引として期待買いしていた投資者が、ハードフォーク後決済したという人々も多く存在する可能性があります。そんな中でサポートラインである0.153BTC台付近で踏みとどまれたという状況は、BCH市場で好感した方も少なくはないでしょう。
5月15日のハードフォークを終え、期待買いをしていた短期取引者による売り圧力が上がったビットコインキャッシュでしたが、0.153BTC台のサポートはかなり強く機能しており、現在のチャートでは大きな下落はみられていません。しかし今後もハードフォーク後の決済者が残っていることも考えると、0.147BCHまでは下値を意識しておく必要があるかもしれません。それでもハードフォーク直後に大きな下落がみられなかったビットコインのチャートをみると、今後ビットコインキャッシュに期待をしている取引者が多く存在することを強く感じさせてくれます。下値は0.147BCHまで意識しますが、その後の大きな上昇に期待できそうです。
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