press release
川相社長:
「まず、今のコスプレ界はコミュニティが集約されていないのです。FacebookやInstagramといったSNSのコミュニティも分かれていますし、弊社のようなコミュニティもあります。これを一つに集約する受け皿になりたいと考えています。
そして、先述の通り決済の課題やレーティング等、全てCosplay Tokenを使えばコスプレ関係は解決するという状態を実現したいです。コスプレ及びその周辺ビジネスが束ねられると、それだけで国家レベルの経済圏が作れると思っているので、是非成し遂げたいです。」
記者:コミュニティに独自トークンがもたらされることで、どのような変化があるのでしょうか?
川相社長:
「コミュニティがさらに活性化し、国を超えて繋がるようになるでしょう。例えば日本の場合、外国人から英語で挨拶をされても逃げ出してしまうようなコスプレイヤーさんが多いのですが、通訳をしてくれる人が間に入る事がうちのサイト内でできると、コミュニケーションが広がりますし、通訳者の品質をレーティングによって見ることで信頼しやすくなります。
また、コスプレイヤーさんはなぜか、企業から直接仕事の打診がくると、びっくりしてしまい無視してしまうのです。しかし弊社が間に入ると安心感がもたらされ、仕事が前に進むという傾向があるので、こうした仕事の仲介についても、弊社のシステムを使うことで、これまでのようなマンパワーによる人海戦術ではなく、ある程度自動化できればと考えています。」
記者:そういったサポートは既にされているのですか?
川相社長:
「サポートは既にやっていたので、これをテクノロジー上で僕らがいない状況でも成り立つようにしたいということです。コスプレイヤーさんで多言語話される方も中にはいらっしゃるので、そうした方が収入を得ることのできる仕組みも作れるかなと考えています。
つまり、弊社に直接通訳の依頼がくることが今は多く、無料で対応しているのですが、これをコスプレイヤーさん同士でやっていただけるように、インセンティブとしてトークンを付与する等、自律的に助け合える力学を生み出していきたいですね。」
記者:中川さんは今までになかったコスプレトークンというものができることによって、どのような変化が生まれるとお考えですか?
中川氏:
「コスプレイヤーを趣味でやっている方は多くおり、どうしても費用面がネックとなっています。衣装については何十万円とかける方もおられますが、費用の問題で自分の好きなコスプレを諦めてしまうとか、引退をされる方が多いので、そういった方々の手助けをしたいです。
プラットフォームとしてのマッチング手数料は今のところ考えていなくて、いかにCosplay Tokenが流通していくかというところにフォーカスしています。トークンの価値をどんどん上げられるよう尽力したいです。」
費用面でコスプレイヤーをサポートできるというのはつまり、ファンがトークンで寄付することができるということだ。スマートコントラクトを実装する予定もあるので、単純に寄付という形や、或いはコスプレイヤーのオリジナルコインで、「この写真を見たい場合は何コイン払ってください」というような支払いもできる。
これは今まで既存のお金でも行われていたことだが、料金面でもめたり、決済がスムーズに進まなかったとのことだ。トークンエコノミーであれば、これを解決することができるという。
中川氏:
「Bancor Protocolを使うということは、流動性を提供できるという部分もあるのですが、ボラティリティーが低くなるというところも魅力です。あまりにボラティリティーが高すぎると、撮影会をすると言った際に価格変動で原価割れする可能性があるので、そういった意味でもBancor Protocolは有用だと思います。」
川相社長:「ブロックチェーン・通貨はコミュニティーだと思っていてます。そこをしっかりと作っていきたいです。」
中川氏:「僕らのプラットフォームでは、悪意ある活動をする方は離れていくことになります。評価を可視化したり、評価を改竄出来ない形にするので、悪意ある人はCure WorldCosplayから弾かれてしまう。そういうプラットフォームを構築したいです。」
川相社長:
「世界のイベントやオフラインで使われるようにしたいです。今までの決済の課題や、コミュニティの課題がなくなり、最終的に「面倒だからCOT払いにしよう」と言う状態にしたいですね。便利になることで、よりコスプレ業界が発展するというのを目指したいです。
また、コスプレの範疇からもうまく越えていければと思っています。コスプレイヤーやファンだけではなく、コスプレ関連ビジネスも「COT払いにしよう」と思っていただけるようにしたいです。」
記者:全く新しいものを作り出そうとしているのではなく、既存のコスプレ業界で障壁になっているものを独自トークンによって取り除き、業界がスムーズに循環することを目指しているということですね?
川相社長:
「そうですね。実体経済圏をちゃんと作りたいです。世界で点在しているものをCure WorldCosplayでまとめたいなと。プラットフォーム内ではSNS機能も充実させ、様々なSNSに分散しているコミュニティも集約させたいですね。」
中川氏:
「イベントの数をどんどん増やしたいです。僕ら自身のミートアップを海外でやりたいというのもありますし、僕らのトークンがコスプレの中だけでなく、他のポップカルチャーのトークンとも交換できるようになれば良いなと考えています。」
川相社長:
「うちはメンバーも皆んな熱い想いをもっています。Cosplay Tokenのアイディアを話した際に真っ先に盛り上がったのは、あの伝説のコスプレイヤーである乾でした。世界を回っていて彼なりに課題を感じていたのだと思います。それがこのプロジェクトだったら解決できるのではないかと思ったのでしょう。
総じて、コスプレイヤーさんは非常に新しいもの好きだというところがあります。実際、海外の方とコミニケーションをとってみたら、昼間はブロックチェーン業界で働いていて、小難しい質問をしてくる人がいたりしますし、うちのメンバーにも元取引所勤務の人や、ブロックチェーン関係の人もいます。本当に、どんな化学反応が起こるのか、大変楽しみです。」
記者:それでは最後に、これからの意気込みをお願いします。
川相社長:
「安心、安全、健全なICOをやっていきます。国内及び海外の法規制に準拠した真っ当なICOの例となりたいです。また、仮想通貨としては、身近に使いやすいインターフェースを目指します。誰でも使えるようにすることでどんどん広がると思いますし、Cure WorldCosplayでも世界中の人が使いやすいウォレット機能の実装を目指します。」
中川氏:
「健全な体制でというのはもちろんそうですし、提出しているロードマップ・マイルストーンを、スケジュール通りに一つ一つ着実に実行していきたいです。ロードマップに沿っていないICOのトークンはどうしても下落していくので、自分たちの作成したロードマップにはちゃんと合わせて実行していきたいです。」
コスプレ界のように、新しいもの好きで、デジタルに強く、コアなファン層がいる業界は、コミュニティの形成という意味でも仮想通貨との相性はとても良さそうだ。
Cosplay Tokenのウェブサイトを見ていただければ分かるが、世界で活躍する有名コスプレイヤーの多くがアンバサダーとして名乗り出ており、さらにCure WorldCosplayには72万人以上のユーザーがいる。
また、Cosplay Token のアドバイザーには、BancorのCTOであるレヴィ・ユディ氏や、HuobiやOKEXにも上場しているTopChainの創立者であり、中国で最も影響力のあるブロックチェーン専門家である焦光明(ジャー・コウメイ)氏が参画している。焦光明氏は自身の経験を活かしてCosplayTokenの上場サポートや、アジア全域での投資家ネットワークを提供するとのことだ。
仮想通貨及びICOは、サービスや製品が実用されるに至った例はまだほとんどなく、壮大なビジョンがいかに現実と結びつくかが課題となっている。その点 Cosplay Tokenは、実績ある専門家がチームに入っており、また多くのファン層を通じてすぐにでもコスプレ界に浸透し、じわじわとユーザーを獲得していきそうだ。
仮想通貨が実用される良き例として、是非 Cosplay Token の発展を見守りたい。
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