BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。5月29日に77万円台まで下落したBTCは、その後83万円台をレジスタンスラインとしたレンジ相場を経由後、6月2日にレジスタンスラインを突破しました。その後6月2日から3日にかけて83万円台を下支えにした値動きをみせながら84万円台にまで上昇、6月4日には85万円台に一時接触を起こしました。しかし85万円台接触後は大陰線を形成、83万円台で下支えされず、次なるサポートラインである82万円で下落を止めることになりました。2時間足チャートで現在の82万円台という価格帯は一目均衡表の雲にもあたる価格帯であり、強い下支えとして機能する価格帯であるといえます。今後更なる下落をみせる場合、直近最低値となる81万円台が意識されることになります。大台である80万円台を大きく下に抜ける場合、これまでの上昇ムードは一転し、再び下落ムードとなる可能性があります。
次にBTC/JPYの15分足チャートをみていきます。本日6月4日、BTCの値動きでは下落開始後、第一のサポートラインである83万円台で一度下落を止めようとしましたが、下落の勢いは止められず、そのまま82万円台にまで落ちました。本日の陰線ローソク足での出来高は高く、現在のチャートからは5月29日以降の上昇による利確目的の投資者が増えた一時的な調整となっている可能性があります。
これまでの上昇ムードから一転、下落をする一日となったビットコインでしたが、15分足チャートからはこれまでの上昇による調整が入ったと判断されやすいチャートとなっています。2時間足チャートからは現在の価格帯は一目均衡表でも支えられている価格帯であり、このまま一目均衡表雲に沿った値動きをみせる場合、買い方向へ相場は押し上げられ、再び83万円台を突破する可能性が高まります。その場合、相場では押し目買いとなるチャートパターンをとる場合が高く、今後も上昇を期待できます。しかし今後更に下落を起こし、80万円内を切る場合、非常に厚い一目均衡表雲を下抜け、再び5月の下落ムードとなる可能性もあるため、注意が必要です。
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