COIN TOKYO

  • 2018/07/14
  • 2018/07/14
  • コイン東京編集部 (株)しんがり編集部

米国の仮想通貨取引アプリ「スクエアキャッシュ」はペイパル「Venmo」より3倍成長が速い

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米国ノムラ・インスティネットの分析によると、モバイルペイメントアプリが増加したため、スクエア社はビットコインの動きとデカップリング(乖離)して好調だという。1月下旬に仮想通貨取引を開始した「スクエアキャッシュ」は、競合するペイパル社の「Venmo」より約3倍速い成長ペースで、月間ダウンロード数は約200万回だと明かしました。

ノムラ・インスティネットによると、最近のビットコインの価格の下落にもかかわらず、決済会社スクエア(Square)のモバイルペイメントアプリは安定して成長しているという。

月間200万ダウンロード

ノムラの分析によると、1月下旬に正式に仮想通貨取引取引を開始した「スクエアキャッシュ(Square Cash)」は、ビットコインの値動きから「デカップリング」しており、ペイパル社の「Venmo」より約3倍速く、5月と6月には月に200万回ダウンロードされました。

ノムラ・インスティネットのエグゼクティブディレクター兼アナリスト、ダン・ドレフ氏はCNBCに「スクエアはただのビットコインアプリではありません。」と述べ、「ビットコインで伸びたので多くの人々が心配していましたが、むしろデカップリングしています。」と付け加えました。

ビットコイン価格が2万ドル付近まで急騰した昨年11月、スクエアの「Cash App*」のダウンロード数は急増した。当時スクエアはビットコインのサポートをテストしていると発表しました。ビットコインの価格は、ピーク時から65%以上低下しています。*=スクエアキャッシュ(Square Cash)単にCashとも。

ビットコインが苦戦する一方で、キャッシュアプリの成長は加速しています。ダウンロード率は、ビットコインの価格がそれぞれ19%と15%下がった5月と6月に特に堅調でした。アプリのダウンロード数は、5月時点に前年比154%、6月に153%増加したとドレフ氏は語りました。

ノムラ・インスティネットは、ベンチマークとしている人気のある仮想通貨取引所コインベースの月間ダウンロード数と比較したという。ドレフ氏によるとコインベースは最近数ヶ月で急激にマイナスに転じました。例えば、6月のコインベースアプリのダウンロード成長率は39%低下したという。

ニューヨーク州のビットライセンスを取得

6月にスクエア社は、仮想通貨規制とも言われるニューヨーク州のビットライセンスを取得しました。しかし、これはダウンロード数にさほど影響を与えませんでした。

「ニューヨーク市民へ取引を開放した際には、ダウンロード数の増加を予想しましたが、そうなりませんでした。週間トレンドを見ると、実際にはわずかに減速しました。」とドレフ氏は語りました。

ノムラによれば、「Square Cash」は合計3,140万ダウンロードを誇る「Venmo」に、約20万ダウンロードの後れを取っています。「Cash Appのダウンロード数は数週間以内にVenmoを上回るペースです。」、とドレフ氏は語りました。

3月に、決済事業のスクエア社とツイッター社CEOを兼任するジャック・ドーシー氏は、ビットコインが10年以内に世界共通の通貨になると主張しました。5月、スクエアは仮想通貨関連サービスによって時価総額を80億ドル(約8800億円)に伸ばしたと報じられました。

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