COIN TOKYO

  • 2018/07/19
  • 2018/07/19
  • コイン東京編集部 新崎優太

NBAチームとの提携で大きな話題を呼ぶ、フィットネスプラットフォーム Lympo(LYM)のCSO TADAS MAURUKASさんに独占インタビュー!

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今回はヘルスケアデータを提供することのできるプラットフォーム『Lympo(リンポ)』のCHIEF STRATEGY OFFICERであるTADAS MAURUKASさんに独占インタビューをさせて頂きました。Lympoは2018年最も成功したICOの一つであり、NBAチームとの提携を発表するなど大きな盛り上がりを見せています。Lympoの詳細、課題、今後の展開など様々なお話を頂きました。

―コイン東京
コイン東京へようこそ!日本の皆さんに向けて、自己紹介をおねがいします。


―ターダスさん
初めまして。僕はリトアニアで生まれて、新規事業開発を通して『マーケティング』『PHPデベロッパー』『プロジェクトマネージャー』『セールス』など、沢山の経験をしました。そして事業を進めていく中で、ある女性が僕たちに「ICOできる?」っと聞いてきたのです。

―コイン東京
なるほど、その女性がLympoのCEOだったのですね。


―ターダスさん
そうですね。どんなビジネスかというと、ユーザーがLympoに入るとパーソナルトレーナーと出会うことができます。例えばボクシングトレーナーを探していたり、ジムトレーナーを探していたら、場所とか、どんなサービスを期待するのとかを打ち込んで、トレーナーとマッチさせるっていうビジネスですね。

―コイン東京
いわゆる”ヘルスケア”に焦点を当てたサービスですね。


―ターダスさん
そうですね。そしてICOできるかって聞かれた時に「僕達はマーケティング代理人だ、できますよ」って言いました。そして「ICO」を調べていく中で、そのアイデアにどんどん魅了されました。世界中の人が投資できるし、株式のように煩わしいルールもない。

―コイン東京
Lympoは2018年に最も成功した10のICOとなりましたね。


―ターダスさん
統計ではそのようですね。トークンが3ヶ月で6000%以上になっていたからビックリしました。始めたのは4か月前でして、成功したICOって5000万ドルとか6000万ドルとかで資金を調達した後、CEOとかのヘッドはバケーションに行くことが多いんですけど、僕たちはそんな風に集めたお金を使ったりはしません。現に僕は安いホテルに泊まっています。集めたお金はプロジェクトをするためにあるのですから。

―コイン東京
その心がけは素晴らしいですね、ちなみにですがLympoについてもっと詳しく教えてもらっても良いでしょうか。


―ターダスさん
基本的には人と人を繋げるプラットフォームです。Lympoのトークンを使ってトレーナーと人々を繋げることができます。活用例の1つとして、例えばアリスという女性がウェイトトレーニングをしたとしましょう。そのデータを集めて、売ったり、より良いトレーニングに役立てたりすることが出来るのです。

―コイン東京
なるほど。データはどのように集めるのでしょうか?


―ターダスさん
これはまだアップデート中ですが、スマートウォッチのパンツVerなどを装着して、データを集めます。血液の流れのデータも集められます。僕たちが作りたいは個人が自分のデータの売買をするプラットフォームです。ナイキなどの企業がユーザーから直接データを買うのです。アンダーアーマーとかのスポーツウェア企業のほかに、保険企業とかにも売れるのではないかと思います。新しいシューズの開発にも役立ったり、いろんなことに活用できるでしょう。集められたデータの中からユーザーがどのデータをマネタイズするかを選ぶこともできます。何度でもマネタイズが可能です。

―コイン東京
ちなみに仮に私がランナーだとしたら、いくらくらいマネタイズできるようになるんですか?


―ターダスさん
僕たちは価格決定には関与していません。それは市場が決めます。例えば、複数の企業があるデータに興味を持っているとして、それぞれの企業がそのデータに対して価格を提示していく。そうして価格が決まっていくのです。

―コイン東京
ありがとうございます。LYMトークンはイーサリアムベースですよね?


―ターダスさん
はい、そうですね。このトークンはビットコインとかの通貨にも交換することができます。自分のグッズを売ったり、逆にアイテムを買ったりすることもできます。またはジムやパーソナルトレーナーへの支払い等、いろんな使い道があります。

―コイン東京
様々な使い道があって便利ですね。


―ターダスさん
次に僕たちのアチーブメントについてですが、LYMトークンは4つの大きな仮想通貨交換所で入手することができます。ICOは3日くらいで$11,00000集まりました。どうやってこの資金を集めたかというとパートナシップですね。世界ランキング2位のテニスプレーヤーのカロライン選手と組みました。

―コイン東京
それは凄い!


―ターダスさん
彼女には何百万ものフォロワーがいるので、僕たちのアプリケーションもすぐに広まったのです。CNNやフォーブスも支援してくれています。もっと大きなパートナシップとしてNBAとも数日前に提携しました。それによって更にたくさんの人やお金を集めることができると思います。トークンでNBAのチケットとかの購入も将来的にできるようになる。そしてもっともっと大きなパートナシップもできるはずでしょう。

―コイン東京
お話を伺うとかなり大きなプロジェクトであることがわかりますね。


―ターダスさん
チームについて説明すると、オフィスはヴィネスにあって、40人以上のビジネスマンとかテックガイがいます。ITが強みですね。今年の12月にサービスを提供開始します。これからは韓国でも活動をしていく。もし日本で影響のある人とかがいたら、その人たちとパートナシップを組めたらいいですね。

―コイン東京
12月のサービスリリースはどこから始めるのですか?


―ターダスさん
最初はリトアニアだけでのサービスになります。そこでフィードバックをもらって、次にアメリカでローンチする予定です。もしかしたら韓国の方で先にローンチするかもしれません。そしてそのあとは日本ですかね。やはりアジアは市場としての魅力があります。

―コイン東京
昨今プライバシーの問題も大きく取り上げられますが、Lympoは何か個人情報が守られていると確認できる方法はあるのでしょうか?


―ターダスさん
大事なことですよね。そもそも僕たちは名前とかの個人情報を売ったりするのではなくて、個人がもっているデータを売ることができるプラットフォームを作っています。企業は個人の名前とかは知れない。個人情報はしっかりとハッシュとかで保護しますよ。個人が自分のデータをコントロールすることが大事だから、もし望むのであれば情報を削除することもできる。

―コイン東京
Lympoが抱える今の課題はなんでしょうか?


―ターダスさん
ビジネスパートナーを見つけることですね。大変な作業になるけど、大事だからこそ頑張っていきたいです。ぼくは世界中でパートナシップを築きたい。みんなにこの僕たちが作ったエコシステムを使ってほしいから。パートナシップが提携されたら、僕たちはトークンをプレゼントします。そこでパートナーが僕たちのプラットフォームで活動を行ってくれればと。誰も仮想通貨のボラとかをコントロールすることはできない、それも大変なことですね。

―コイン東京
Lympoの成長が楽しみです。本日は長い時間ありがとうございました。

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