XRP/BTCの2時間足チャートをみていきます。7月19日に大陰線を形成しながら0.0000650BTC台まで価格を下げたXRPは今年2018年の底値を更新する形となりました。底値更新後は一時反発をみせ上昇の値動きこそみせますが、大きな値幅は無く再び下落。本日7月20日には0.0000606BTC台まで下落することとなりました。現在のチャートの直下には去年2017年12月末につけた安値である0.0000600BTC台も近づいています。7月18日のサポートライン割れ以降、強い反発を見せないまま下落が続いているXRPは一度大きな上昇をみせたいところです。しかし本日の底値更新時のローソク足には反発の値動きもみられ下ヒゲを形成、その後小陰線形成、小陽線形成と下落の勢いは弱まっていましたが、直近のローソク足には再び陰線を形成しつつあり、まだまだ下落の可能性が強いチャートとなっています。
7月17日以降、下落の勢いが強いXRPはドミナンスを確認するとやはり下がってきていることがわかります。またその他の主要アルトコインの一つであるイーサリアム(ETH)もドミナンスを下げてきています。XRPのように価格を大きく下げてきているアルトコインではありますが、仮想通貨市場全体が下がっているわけではありません。下落しているアルトコインに対して主要仮想通貨であるビットコイン(BTC)は勢いよくドミナンスを上げてきていることがわかります。現にBTCチャートでは7月17日以降大きな上昇をみせています。そのため現在のアルトコインの下落はBTCへの転換の動きがみられている可能性があります。
次にXRP/USDの売り注文量を確認していきます。7月18日まで売り注文量を大きく減少させてきたXRPでしたが、本日7月20日以降は再び売り注文量を上昇させていることがわかります。現物取引でも下落要素が強まってきているXRPではありますが、今後悲観的な相場が続くとは言い切れません。理由として主要仮想通貨であるBTCが今後大きく上昇した場合、対ペアであるXRPを含む多くのアルトコインも連れて上昇をみせるからです。また、BTCの上昇に伴って上昇チャートを形成した場合、現物取引として買い注文量を再び増えてくる可能性が高まるでしょう。
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