COIN TOKYO

  • 2018/07/29
  • 2018/07/29
  • コイン東京編集部 (株)しんがり編集部

ネム(NEM)がフィリピンカガヤン経済特区庁(CEZA)とMOUを締結

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7月28日、NEMブロックチェーンと仮想通貨ネム(XEM)の普及に取り組むNEMのフィリピンは、フィリピンカガヤン経済特区庁(CEZA)との了解覚書(MOU)を締結したことを発表しました。NEMにとってフィリピン市場でのプレゼンスを高めるための新たなステップとなります。AMBcryptoが報じました。

NEMフィリピンの新たな取り組みは、デラサール大学で開催された2018年ビジネス法カンファレンスで発表されました。

カガヤン経済特区庁(CEZA)のラウル・ランビノ局長は今年4月、金融サービス技術の拠点を構築するために仮想通貨の新興企業を誘致すると発表していました。NEMにとってCEZAの認可を得てフィリピン市場に参画する重要な一歩を踏み出しました。



CEZAの上級副官であるレイ・ロケーロ氏は以前、次のように述べています;

「フィリピンのカガヤン経済特区庁は、詐欺的な企業を避けるために厳密な正当な審査を行い、フィンテックとブロックチェーン愛好家に魅力的なサービスを提供することを目指しています。」

カガヤン特別経済区(CEZA)は開放的な市場制度と自由貿易政策で知られており、フィンテック企業を支援しています。一方で厳格な規制措置やライセンス制度を設けることで詐欺被害を削減し、仮想通貨の経済圏を正当に発展させようと試みています。

情報源によると、フィリピン市場へのNEMの参入は、「南アジアの金融当局が有する金融イデオロギーの大きなターニングポイントを示す」、と報じています。CEZAはブロックチェーン技術や仮想通貨を育成しようとしています。7月には、フィリピンの中央銀行(BSP)は新たに2つの仮想通貨取引所を承認したと報じられました。同国において合計5カ所の仮想通貨取引所がライセンスを得ていました。

ネムの南アジア戦略

NEMはP2Pネットワーク・仮想通貨ネム(XEM)を扱うブロックチェーンベースのプラットフォームです。保有量と取引の頻度を重視する独自のアルゴリズム「プルーフオブインポータンス(POI)」を採用して、メッセージング暗号化やマルチシグでの仮想通貨ネム(XEM)決済など、実用的な機能を有しています。

最近、NEMはオーストラリアとニュージーランドに2つのブロックチェーンハブを設置すると発表しました。これらのハブはスマートコントラクトやブロックチェーンエコシステムの確立に向けて、各地で教育センターや啓蒙クラブの提供を目指しています。

NEM財団オセアニアのエクスパンジョン・ディレクターであるジェイソン・リー氏は次のように述べていました;

「私たちは、ソフトウェア開発者、スタートアップ、より広範なブロックチェーンコミュニティを引き付けて、NEMブロックチェーン技術基盤の使用例を模索し、開発したいと考えています。」

フィリピンにおいて、NEM財団は、2017年11月に仮想通貨ロイヤルコイン(LYL:LoyalCoin)を発行するAppsolutely社と提携して「NEMブロックチェーンセンター・フィリピン」を設立し、東南アジアのブロックチェーン技術の強力な基盤を構築するために取り組んでいました。

7月初め、ロイヤルコインは、配車アプリ「グラブ」と提携することを発表しました。グラブ・フィリピンで仮想通貨ロイヤルコイン(LYL)を乗り物の決済手段として受け入れることを発表していました。

4月、マレーシアのクアラルンプールに拠点を置く携帯アプリ開発会社Xhai StudiosはNEMブロックチェーンの技術をゲームに統合すると発表しました。2018年Q3にリリースされるゲーム「Ballzy」はXEMウォレットを組み込み、XEMトークンで課金できます。

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