COIN TOKYO

  • 2018/07/30
  • 2018/07/30
  • コイン東京編集部 新崎優太

バイナンスラボがリブラクレジットに投資、有名な分散型融資プロジェクトがエコシステム拡大に向けた買収や提携を続々開始

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分散型融資プラットフォーム市場の3つのプロジェクトがエコシステムの拡大に向けた買収、提携を明らかにしました。目的は流動性の確保・顧客ベース・開発陣と様々です。まとめてご紹介します。

バイナンスラボがリブラクレジットに出資

7月27日、バイナンスラボはリブラクレジット(Libra Credit:LBA)との提携及び出資を発表しました。リブラクレジットは分散型デジタル資産融資エコシステムです。提携により、バイナンスコイン(BNB)ホルダはBNBを担保に「仮想通貨や法定通貨」の融資を受けることができます。

バイナンスラボは、プレICOプロジェクトやコミュニティに焦点を当てた大手ブロックチェーン・インキュベーターです。本件の具体的な投資額は明かされていません。

2017年に設立されたリブラクレジットは、イーサリアムのブロックチェーン上で動作する分散型融資プラットフォームを今年Q3に開設する予定です。プレスリリースによると、この提携の目的を「イーサリアムブロックチェーン上の暗号資産の流動性に対する、急増するグローバルな需要に応えるため」としています。

クリプト融資プラットフォームNEXOが競合ソルト(SALT)に買収提案

仮想通貨担保融資プラットフォームであるネクソ(NEXO)は、競合であるソルト(SALT)に対し、買収を目的とした基本合意書(LOI)を送りました。ツイッターで公開しました。ソルト(SALT)はCEOの逃避およびイグジットスキャムが噂されていたプロジェクトです。

NEXOの文書によると、同社は主に特定の残りの適格資産の取得、主に「担保資産付担保ローン債権、ブランドの資産およびSALTの顧客データベース」に興味があるという。

注目すべき事にNEXOは、SALTのクライアントに一人200万ドルを上限とした即時の流動性オプションを提案してます。なお、NEXOのKYC / AMLの手順に従うという;

「NEXOは貸付商品のための“プルーフオブアクセス”の要件を課さず、SALTユーザーの有料メンバーシップを尊重します。NEXOのプラットフォームを利用するかどうかは、詳細な法的レビューとユーザーによる利用規約の評価判断次第です。」

NEXOは、SALTトークンをプラットフォーム上の担保に利用できる可能性も検討し、ユーザと資産の移行をより有用にしたいと述べています。

SALTはまだ詐欺の噂やNEXOの買収提案に公的にコメントしていません。

ステラがチェーン社に500億ドルの買収提案

サンフランシスコに本拠を置く金融スタートアップであるステラはチェーン社に対し5億ドル相当の仮想通貨ルーメン(XLM)で買収提案を打診している様です。ステラはチェーンの開発チームの獲得に興味があるという。6月末にフォーチュンが報じました

チェーン社は以前、ブロックチェーン・キャピタル、パンテラ・キャピタル、ビザなどのVCから4,300万ドルを調達しました。チェーン社の主力製品「Sequence」は、サービスとしてのレジャー(LaaS)です。プライベートチェーンをレンタルして、利用する組織はトークン化されたマネーを発行して追跡・送金したり、ウォレット残高を基に融資できます。

ステラがチェーン社のプラットフォームを組み込むのか、また買収のタイムラインなどは明らかにされていません。両社のCEOはフォーチュンに回答していません。


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