BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。8月12日の大陽線をきっかけとして72万円台を上値としたレンジ相場へ突入したBTC、本日でレンジ相場突入から5日目となります。方向感の無い値動きが長く続き始めましたが、8月12日時と比較するといくつかの変化点がみられはじめました。
一つ目は今回のレンジ相場が継続することで8月からの下降トレンドラインから大きく離れ出してきているという点です。本日8月17日現在のBTCの価格は71万円台近辺で値動きをみせています。
対して本日の下降トレンドラインの価格帯は64万円台となり、この価格帯は既にレンジ相場内の下値である65万円台を抜けている価格帯といえます。このことよりBTCはひとまずこれまでの下落チャートを逸脱したということがいえます。
更にレンジ相場に入ってから、上値への接触が本日で6度目と回数を重ねているのに対して下値は8月14日の65万円台接触以降霧上がっているという点です。レジスタンスラインに複数回接触しながら下値を切り上げている現在のBTCチャートは上昇への可能性が高まりだしているといえるでしょう。
また、明日8月17にはある程度厚みを持った一目均衡表の雲が下支えとして機能し始める可能性があります。一目均衡表雲はレンジ相場の上抜けのきっかけとなるか注目です。下値については引き続き8月16日からつけている68万円台を目安として取引すると良いでしょう。
BTC/USDの注文比率を確認していきます。本日8月17日のBTC取引量に関しては買い注文量が非常に上昇し始めていることがわかります。注文比率からみてもBTCは大きく上昇する可能性が高まっているといえます。
しかし、問題点も残っています。上昇への兆しが複数確認でき、更に買い注文量を伸ばしているBTCではありますが、希に一気に売り注文量を増大させ、BTCチャートを下落方向へ動かす動向がみられる場合があります。そのためFX取引者はしっかりとロスカットを設定する必要があるでしょう。
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