Liquidプラットフォームは各市場における流動性の統一を目的としたプラットフォームです。
このプラットフォームを用いることでBTC/JPYの日本市場だけでなく、BTC/USDやETH/EURのような海外市場の流動に対して直接取引を行うことができます。
Liquidは段階的にサービスをリリースする予定で、9月はその第一弾である「ワールドブック」及び「マッチングエンジン」を提供するとのことです。
この機能を簡単に説明すると、例えば、BTC/JPYの注文が出された時、通常であれば国内でマッチングする相手を探すことになりますが、Liquidは注文が出された際に自動的にFX取引に変換され、海外市場でもマッチングする相手を探すことができ、わざわざJPYを変換する必要がなくなるというものです。
今回の発表会の中で代表取締役の栢森氏がQUOINEのこれまでとこれからの展望について語りました。
ー栢森氏
QUOINEは仮想通貨世界の業務を始めてから、事業者登録やICOを行い、金融庁からの業務改善令を頂く等激動の1年間を過ごし、お陰様でアジア最大級の取引所へと成長することができました。
去年の8月時点では54名だった従業員も今では285名に増え、会社としての規模も大きくなりつつあります。
現在は海外から専門家の参画等を行い、多い時では1日22万件もあるサイバーアタックに対抗すべくセキュリティ面での更なる向上を図ることにフォーカスしています。
また国内ではコンプライアンス面でのチーム強化を行っており、ユーザーの皆様が安心して取引を行える場を提供し続けられるよう邁進しております。
また、これまでの歴史の中で物々交換から「通貨」へと進化を遂げたように、これから金融業界もデジタル化への進歩を続けていくと考えています。この流れの中で国を跨いだ共通の価値を持つ通貨の存在が必要になってくるはずです。
グローバルな環境と多くのノウハウを持つQUOINEがLiquidを通じて新たな時代の旗振り役となれる事を目指していきたいです。
QUOINEとは日本における仮想通貨交換業の認定を受けた最初の国内取引所である「QUOINEX(コインエクスチェンジ)」を運営する会社です。
仮想通貨の世界単一市場を作ることを目的とした「QUOINE LIQUIDプラットフォーム」の作成を目標としており、昨年にはICOも行われました。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。