LSK/BTCの日足チャートをみていきます。これまで他の多くのアルトコインと同様に下落チャートを形成してきたLSKは、8月14日には0.0000412BTC台まで下落していました。しかし8月15日以降、出来高を伴いながら大きく急騰していることがわかります。
今回の急騰により、LSKは既に8月の高値を更新しています。8月24日以降は上ヒゲを伴うローソク足を連ねており、高値を0.0000812BTC台での、もみ合いが続いていますが、大きな急落には至っていません。
現在の高値は200日移動平均線が接触する近辺でもあり、一目均衡表の雲を抜ける価格帯近辺とも捉えられます。これまで大きく下落チャートを継続させてきたLSKにとって一時の決済ポイントとして現在のもみ合いが続いている可能性があります。しかし前述に述べたように、高値を大きく更新しているも、強い反発はみられていないLSKは現在も上昇への勢いは続いている可能性は十分にあるでしょう。
今後上昇トレンド転換の要因となる200日移動平均線及び一目均衡表雲の突破がされる場合、一度決済した取引者が再びLSKを買うことで更に大きな上昇が見込まれます。
今回仮想通貨リスク(LSK)がここまで大きく上昇してきた大きな要因として、8月29日以降に実施予定のハードフォークによるものと考えられます。ハードフォークといっても、今回リスクが行うものはアップデートに近いものではあります。
しかし過去のアルトコインの相場を振り返るとハードフォークが予定されているアルトコインは一時的に大きく上昇しているものが多いことも事実です。
8 月 29 日 18 時以降(日本時間)にリスク(LSK)のハードフォークが予定されております。当社では、ハードフォークの前後約 24 時間(計約 48 時間)においてリスクのお預入・ご送付サービスを停止させていただきます。アルトコイン販売所での LSK/JPY 売買サービスは通常どおり稼動いたします。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年8月20日
国内の大手仮想通貨取引所ビットフライヤーもSNSでリスクがハードフォークを行うということを発表しています。このことからもリスクがハードフォークを行うという情報は事実性が高いものといえるでしょう。
現在大きく上昇を見せている仮想通貨リスク(LSK)。現在のチャートからはこれまで大きく下落していたものに、上昇トレンド転換の兆しすら見えてきています。しかし過去のアルトコインのハードフォーク後のチャートを見ると大きく反落しているものも多く存在します。
理由として、ハードフォークに対する期待買いやイナゴ買いしていた取引者が一気に決済してしまうという点、更にハードフォーク後は、そのアルトコインに度々不具合が生じることもあります。これまで急騰していた分、アルトコインの不具合には市場では敏感に嫌気売りが発生してしまうという点が挙げられます。
また、ハードフォークの実施予定は29日ですが、ハードフォークが実施される直前まで上昇するというわけでもありません。現在の大きく上昇を見せているリスクではありますが、8月24日以降もみ合いが続いています。
トレンド転換の兆しが確認できれば大きく上昇する可能性はありますが、もみ合いが出現しているという事は、すでにリスクのチャートは、ハードフォークに対する期待買いを終わらせている可能性も十分にあります。今後8月29日に向けて短期的にリスクへの取引を行いたいという方々は注意しながら取引しましょう。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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