COIN TOKYO

  • 2018/09/03
  • 2018/09/03
  • コイン東京編集部 アオ

英国規制下の取引所Crypto Facilitiesが「仮想通貨FX」を開設、BCH、XRP、LTC対米ドルでは世界初

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英国の取引所Crypto Facilities(クリプト・ファシリティーズ)で仮想通貨のパーペチュアル・スワップ(FX)サービスが追加されました。同社はこれまで提供していたクリプト先物取引に加えて、FXを開始することを発表しました。先行するBitMEX、Deribitに加えてCrypto Facilitiesでも米ドルで仮想通貨FXを利用できる様になりました。

FXと先物取引の違い

パーペチュアル・スワップ(FX、無期限契約、永久先物契約とも);
FXは先物取引に似たデリバティブ商品ですが、重要な違いは決済期限があるかどうかです。
FXには決済期日がないため、自由にポジションを売買できます。一方で先物取引では、決済期日が訪れると強制的にポジションが決済されます。

BitMEXのFXは1日3回(8時間に1回)、ポジション金額に対して手数料が発生します。Crypto Facilitiesの契約がどのような設定かは不明ですが、BitMEXのFXと同様の仕組みだろうと推測されています。

拡大する仮想通貨FX市場

香港の仮想通貨デリバティブ取引所BitMEX(ビットメックス)は、今年初めにビットコインFXを開始しました。8月2日にはETH対USDパーペチュアル・スワップ(FX)を導入しました。BitMEXのCEOアーサー・ヘイズ氏は8月1日のCNBC番組に出演して、同社が2017年全体の4~5倍の取引高を記録していると述べました。8月10日、同氏は規模の拡大について以下のように語っていました;

「24時間以内の取引量で再び100万ビットコインの記録を達成したことは、一つの大きなマイルストーンの到達です...私たちは、暗号市場に多様性を付加するデリバティブ商品への圧倒的な需要を認識しています...当社の成長の要因は、2つの革新的な新製品、“パーペチュアル・スワップ”と“アップス&ダウンズ”を支援する目の肥えたコミュニティのおかげです。」

また、8月初め、オランダに本拠を置くDeribit(デリビット)も仮想通貨FXを導入しています。

Crypto Facilitiesは最初のアルトを含む対米ドルFX



9月1日、ロンドンに本拠を置くCrypto Facilitiesが、ビットコインの対ドル市場(XBT / USD)のパーペチュアル・スワップ(FX)を開始しました。さらにCrypto Facilitiesは、BitMEXやDeribitにはない新しいFX市場を含んでいます。

・Crypto FacilitiesのFX(無期限契約)開設市場;
対米ドル市場;XBT / USD、ETH / USD、XRP / USD、LTC / USD、BCH / USD
対BTC市場:XRP / XBT
*XBTはBTCの別表記です

Crypto FacilitiesのFXトレーダーは、担保にビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインを使用できます。トレーダーは担保を証拠金に最大50倍、レバレッジをかけて資産を取引できる模様です。

先物契約に興味のあるトレーダーにとって、より多くの取引オプションが提供されました。
仮想通貨取引スペースでの競争の激化が見込まれています。

Crypto Facilities(クリプト・ファシリティーズ)は英国FCA(金融行為規制機構)の規制下にある仮想通貨デリバティブ取引所です。同社は昨年CMEグループと提携。CMEの先物商品を支える2つのビットコイン物価指数(CME CF BitcoinリファレンスレートとCME CF Bitcoinリアルタイムインデックス)を提供しています。Crypto Facilitiesは、5月にイーサリアム、6月にライトコイン、8月にBCHの先物取引を開始していました。


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