COIN TOKYO

  • 2018/09/04
  • 2018/09/04
  • コイン東京編集部 新崎優太

グーグルがイーサリアム(ETH)のビッグデータの提供を開始

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インターネット検索の巨人Google(グーグル)はビッグデータ分析プラットフォームBigQueryにイーサリアム(ETH)を追加しました。ETHのあらゆるデータを集約して分析しやすくなるとして、2つの例を紹介しています。

ブロックチェーンに格納されている全データの集約

同社は1日のブログ記事で、イーサリアムのビッグデータウィンドウを提供するという新しいサービスを目指すとしてこう述べています;

「このようなビジュアライゼーション(可視化)はビジネス上の意思決定に役立ちます。例えば、イーサリアムアーキテクチャー自体の改善に優先順位をつけるとか(システムが容量に逼迫していたり、システムアップグレードのため等)ウォレットのバランスシート調整など(素早くリバランスされているか)」

Googleがクラウドプラットフォームで構築したソフトウェアシステムは、以下のプロセスでデータを提供します。

1、イーサリアムブロックチェーンをパリティ(Wallet and Dapp環境)に同期
2、スマートコントラクトの結果を含む、日々のETH台帳からデータを引出
3、日付分割データを非正規化してBigQueryに格納。簡単で費用対効果の高い活用

Googleによると、トランザクションステータスやウォレット残高の確認など一般的な機能のAPIは存在する一方、イーサリアムブロックチェーンに格納されているすべてのデータにアクセスすることは容易ではないと述べています。しかし、APIはブロックチェーンのデータを「集約」して表示することはできなかったという。

ビジュアライゼーションの2つの例

Googleはいくつか例を挙げています。まず、クリプトキティズ(子猫育成ゲーム)のスマートコントラクトは、イーサリアムネットワーク上で最も多い事。そして、10匹以上のキティズを所有するアカウントの「家系図」のビジュアライゼーションを紹介しました。色は所有者を表し、サイズは各キティのランク(遺伝的適合度)を表します。

出典:cloud.google.com

]別の例では、ERC-20トークンプロジェクトOmiseGoのデイリートランザクションデータを紹介。2017年9月13日にスパイクを示しています。

出典:cloud.google.com

当時この急増により、OMGトークンのエアドロップがコミュニティにマークされていました。

ビットコインのBTCネットワークのデータは今年初めにBigQueryに追加されました。oogleの新しいサービス利用に関心がある人は、Kaggleのイーサリアムのデータに問い合わせることができます。


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