COIN TOKYO

  • 2018/09/16
  • 2020/01/26
  • コイン東京編集部 アオ

【初心者お勧め】仮想通貨FXとは?やり方から取引所の比較まで徹底解説!

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仮想通貨といえば「ガチホ」が流行りましたが、この言葉は長期投資を指し、これに対して最近注目されているのが仮想通貨FXです。様々な取引所で提供されている仮想通貨FXですが、レバレッジをかけることで現物取引よりも多くの利益を得たり、下げ相場でも売りから利益を取ることができる柔軟なトレードが可能です。ここでは、仮想通貨FXの特徴、やり方や初心者向け解説、おすすめ取引所の比較などを徹底解説していきます。

1.仮想通貨FXとは

仮想通貨FXについて、まずは基本的なFXの知識も交えながら、現在注目を集めている理由まで、詳しく説明します。

1-1.仮想通貨FXの解説

FXとはForeign Exchangeの略、「外国為替の証拠金取引」のことを指します。ここから派生し、まるで通貨のような、仮想通貨相場における証拠金取引を、仮想通貨FXと呼ばれるようになりました。

例えば、国内取引所でビットコインを購入する場合、現金を銀行振込で口座に入金し、入金した現金で取引所もしくは販売所にてビットコインを購入します。これは通常の現物取引です。

これに対して、仮想通貨FXとは、取引所に入金した現金などを証拠金として預けて、あらかじめ定められているレバレッジの範囲内で売買するトレード手法です。

現在、国内取引所の最大レバレッジは25倍ですので、仮に20万円を証拠金とした場合には、レバレッジ25倍×20万円=500万円となり、500万円までの取引が可能となります。

ビットコインが100万円だとすると最大5枚まで購入することができることになります。つまり、現物取引であればビットコイン5枚購入するためにはこのケースでは500万円が必要ですが、レバレッジ25倍の仮想通貨FXであれば20万円の証拠金でOKということです。

取引は差金決済となり、現在のようなレンジ相場であれば、売りから入ることも有効なので、100万円ビットコインを5枚売却し、予想通りにビットコインの価格が下落して80万円になったので買戻しすると、20万円×5枚=100万円の利益が望めることになります。

このように、仮想通貨FX取引は、少額の証拠金で大きな取引をすることができるというのが最大の特徴で、仮想通貨相場のようにボラティリティが高い相場には非常に適している投資法となります。

1-2.証拠金取引の特徴・仕組み

証拠金取引は、ドル円などの外国為替や株式・債券・商品などの先物市場ではすでにメジャーな投資方法として多くの投資家に利用されています。

信用取引や先物取引と同様に、証拠金にレバレッジをかけて大きな利益を狙う投資法ですので、価格が予想通りに動けば大きな利益が望めますが、価格が予想とは逆方向に動いてしまうと簡単に損失を出してしまうこともある、ハイリスクハイリターンな投資法です。

信用取引や先物取引は危険だという人もいますが、そもそも何故このような取引方法があるのかといえば、リスクヘッジを目的としているからです。

例えば、現在のような仮想通貨のレンジ相場が続く場合、ビットコイン相場を見てみると60万円から100万円の間のレンジでの相場が延々と続いています。

このようなレンジ相場が続く限りは、現物取引でガチホする場合にはただ見ているだけとなります。この場合、証拠金取引である仮想通貨FXを利用することで、100万円前後で売りから入り、レンジ相場継続で予想通りに70~80万円台まで下落すると買い戻すことで利益が狙えます。


このケースで、仮にビットコインの価格がレンジ相場からトレンド相場に転換して上昇していった場合にはどうなるのでしょう。

この場合、仮想通貨FXで売りをかけた分には損失が出ますが、現物を持っている限りは現物に利益がでますので、損失は相殺されることになります。このような取引手法がまさしくリスクヘッジを利用した投資法となります。

2017年12月から翌1月にかけて発生したような大相場の後には、通常はレンジ相場が続くことが多く、そう簡単には新たなトレンドが発生することはありません。


大暴騰から大暴落、安値を何度も確認し、これ以上下落しないという状況からレンジ相場が発生し、何度も何度も確認作業を行いながら再上昇のトレンドを待つことになります。

証拠金取引というと、少額の資金にレバレッジをかけることで大きな利益を狙うことばかりが強調されがちですが、現物取引の売りからは入れないというリスクをヘッジするという役割もあるのです。

1-3.仮想通貨FXが今熱い理由とは?

・為替取引では常識のFX
個人投資家といえば、昔は株式投資というのが常道投資でしたが、2000年代半ばより外国為替FXが人気となりました。

ミセスワタナベという言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、これは特定の個人投資家というわけではなく、機関投資家に並んで日本の個人投資家の存在が一大勢力となったことから、その総称として世界中の投資家から知られる存在となっています。

それほどまでに日本の個人投資家がFX取引を行うようになり、一大ブームになった過去があります。その流れを受けて、仮想通貨の盛り上がりとともに、仮想通貨FXへ移行する投資家が続出する素地があったと言えるでしょう。



・仮想通貨FXのレバレッジ
証拠金取引である仮想通貨FXでは、証拠金にレバレッジをかけることで、証拠金として預けている金額の数倍以上の金額の取引をすることができます。レバレッジとは、「テコ」という意味で、テコの原理を利用した取引という意味です。

レバレッジがかけられることで、少額の資金でも取引が可能という点も仮想通貨FXの非常に大きなメリットとなります。

仮想通貨FXはまだ始まって間もないということもあり、レバレッジは各取引所によってことなり、国内取引所では5倍前後のところから最大25倍までとなっています。

最大25倍という数字は、外国為替FXにおいて日本の金融庁によるレバレッジ規制が課せられており、個人投資家は25倍までという決まりに準じたものと考えられます。

なお、日本の金融庁の規制を受けない海外FX事業者では500倍前後のレバレッジを提供しているところがほとんどで、中にはレバレッジ100倍という事業者も存在します。あくまで投資は自己責任が原則という考え方が世界では常識化しているということでしょう。


仮想通貨FXでも、日本の金融庁の影響を受けない海外取引所の場合にはレバレッジ25倍以上というところも多くあります。



・下落相場やレンジ相場でも利益を狙える

仮想通貨FXの最大の特徴ともいえる、買いだけではなく売りからもエントリーすることが可能ですので、上昇相場だけではなく、下落相場やレンジ相場でも利益を狙うことができます。

例えば、2017年12月のビットコインの大暴騰相場の際に、投資経験があまりない場合には、ビットコインのブロックチェーンテクノロジーは世の中を大きく変える革命的なテクノロジーであり、価格は永遠に上昇するだろうと考えた人も多いでしょう。

しかし、株式や外国為替投資で経験のある投資家の中には、これはバブルであり、この相場は遠からず下落へ向かうと考えた人も少なくないはずです。

投資の世界には「頭と尻尾はくれてやれ」という格言がありますが、これは天井や底狙うのは難しい、あるいは、投資に欲望は禁物という意味ですが、ビットコインの大暴騰で200万円を超えたようなところは売りのポイントでもあったわけです。

ビットコインにはまだまだ将来性を感じるものの、相場としては下落すると予測される場合に、現物は手放したくないが一旦は利確させたい。このようなケースでは、リスクヘッジ機能として売りから入れる仮想通貨FXが有効な投資方法となります。

2018年1月以降、低迷が続く仮想通貨相場ですが、このような時期こそ現物取引ではなく、仮想通貨FXが優位性を発揮できる場面です。



・ボラティリティが大きい

一般的には、ビットコインのボラティリティは為替通貨ペアのドル円の3~5倍程度と言われています。



ボラティリティとは、標準偏差を数値化したリスクの度合いと捉えられており、ボラティリティが大きいほどリスクは高く、ボラティリティが小さいほどリスクは小さいと一般的には言われています。


投資するのであれば、リスクが小さいほど有利だと考える人もいるかもしれませんが、リスクが小さいということは相場が動かないということであり、仮想通貨FXのようなリスクテイクトレードには実は向いていないのです。

少ない金額の証拠金にレバレッジをかけて大きな金額の取引を行う仮想通貨FXでは、相場が動いてくれたほうが好都合であり、売買チャンスが増えることになります。もちろん、儲かるか損するかは実力次第となりますが、売買できないことには始まらないのです。

ボラティリティが大きいことで売買チャンスが多くなる仮想通貨FXは、リスクテイクトレードといわれるように、高いリスクテイクでの取引となりますので、必然的にリスクを短期間しかとらない短期トレードが有利となってきます。

2017年から2018年初頭までの仮想通貨相場では異常なボラティリティが出現しており、仮想通貨FXでなくとも現物取引でも十分に魅力的な相場でしたが、今後、相場が落ち着いてくることを考えると仮想通貨FXに収益チャンスが増えてくることが予想されます。

ボラティリティが大きいということは仮想通貨FX取引にとっては非常に魅力的なポイントとなります。



・24時間365日トレードができる
外国為替FXが大人気となった背景には株式投資と比べた場合の利便性があり、月曜の早朝のシドニー市場オープンから週の終わりの土曜日早朝のニューヨーク市場のクローズまで取引できるという利点でした。

つまり、平日は毎日ほぼ24時間いつでも取引できるということで、会社から帰宅して夜だけトレードタイムに充てるなどということもできるのです。

これに対して、仮想通貨相場の場合にはさらに土日でも取引が行われていますので、土日関係なく完全に24時間365日トレード可能な市場となっています。

これは為替FXと比べた場合の明確な違い・メリットで、普通の会社員でも土日だけを仮想通貨FXの短期トレードタイムとして利用することもできますし、売買に集中して取引することも可能です。

2.仮想通貨FXの注意点

このように、非常に大きなメリットのある仮想通貨FXですが、投資は自己責任が原則と言われているように、売買の際にはいくつかの注意点があり、単純に相場観に自信がある、あるいは、テクニカルに自信があってもそう簡単には勝ち続けることはできません。

仮想通貨FXで勝ち続けるためには、仮想通貨相場を熟知し、さらに証拠金取引についてしっかりと学ぶことが重要になります。

特に重要なのは、現物投資と証拠金取引の違いをよく認識することで、現物のガチホで利益が上がったからと言って、レバレッジを掛けられる仮想通貨FXに手を出すと簡単に損を出す可能性もあるので要注意です。

2-1.仮想通貨FXでは資金管理が重要なポイント

上記のように、ガチホでたまたま2017年の大相場で売却して億り人になり、仮想通貨とは相性が良いと勘違いして、仮想通貨FXに手を出してレバレッジをかけまくると破産してしまうことは珍しくありません。

このことは、証拠金取引における資金管理の重要性を表しており、相場観やテクニカルチャートだけで取引するのではなく、これらに加えて、証拠金取引のルールを熟知して取引することが重要です。

証拠金取引の世界では、儲けたいという欲望をどれだけ抑制できるかがポイントとなり、常勝投資家として勝ち続けている人の多くは、自分の決まりを作ってトレードプランを作成し、そのプランに沿って淡々と売買しています。

また、はじめて証拠金取引をしたいという人におすすめなのは「バルサラの破産確率」という考え方です。

これは、平均利益、平均損失、勝率の3つから取引を続けた時の破産確率を表したもので、儲けたいという欲望を抑えるのに非常に役に立つ考え方です。

2-2.ロスカットの重要性

ロスカットとは、日本語でいう損切りのことで、相場の世界では損切りができるようになると一人前と言われたりしています。それほど重要と言われるロスカットですが、言うは易く行うは難しで、そう簡単ではありません。

投資教本の多くには、ロスカットの重要性を延々と伝えているものが多くありますが、実際に勝ち続けている投資家の中にはロスカットを重要視しない人も多くいます。

大切なことは、資金管理や自己管理からしっかりとしたトレードプランを作るということで、常勝投資家はトレードプランに沿って売買し、プラン通りにいけば利食いポイントで利確して、プラン通りにいかなければポジションをクローズするだけのことです。

実際にロスカットを入れてみると、予想外の部分でロスカットに引っかかることもあるので、そういった点もあることを踏まえて考えてみてください。

なお、仮想通貨取引所では、規定の証拠金維持率を下回った場合には、強制ロスカットといって、ポジションを強制的に閉じてしまうシステムがあります。これは顧客保護の観点から、一定額以上の損失が発生した場合にも証拠金を大きく超えるような損失を避けるためのシステムです。

2-3.追証って何?

追証(おいしょう)とは、追加証拠金のことで、前述の既定の証拠金維持率を下回った場合には、証拠金維持率を既定の状態に戻すため追加で証拠金を入金する必要があります。追証は、取引所から指定された日時までに入金する必要があり、入金しない場合には強制ロスカットとなります。

追証で問題となるのが、相場の急変により証拠金以上の損失が発生してしまったケースです。例えば、10万円の証拠金に対して12万円の損失が出た場合には、2万円を取引所に支払う必要が出てきます。

そうならないようには、最悪でも証拠金がなくなる水準にロスカットを入れておくという方法があるのですが、売りが殺到して売買が成立せず気配値だけが下げていく場合には、ロスカットとかけ離れた水準で価格が付き、思わぬ多額の追証が発生することもあります。

2017年12月後半からのビットコイン暴落時にはロスカットを設定していたにもかかわらず、価格がつかずに多額の追証が発生した人も多かったようです。

また、もっと極端な例では、2015年のスイスフランショック時には、外国為替市場で大きな「値飛び」がおこり、多くのロスカットをきちんと設定していた投資家が多額の追証をFX会社から請求されることになりました。

そうたびたび起こる問題ではありませんが、数年に1度、あるいは10年に1度くらいの間隔で起こる可能性がありますので、追証については十分に認識しておく必要があります。

外国為替FXの世界では、これらの追証問題の対策として、海外FX会社の中には追証ゼロシステムといって、証拠金以上の損失は発生しないというシステムをとっているところが多くあります。

残念ながら、日本のFX会社にはこのシステムを採用しているところはなく、追証ゼロシステムのある海外FX会社を利用している日本人投資家は近年急増しています。

仮想通貨取引所においても、海外の取引所の中にはこの追証ゼロシステムを提供するところも出てきているようです。

3.仮想通貨FXに最良な取引所ランキング

第1位 BitMEX
現時点(2018年9月上旬)で仮想通貨FXを提供する取引所で、唯一の追証ゼロシステムを採用しています。海外取引所となりますが、仮想通貨FXを検討するならまず第1にアカウント作成を検討したい取引所です。

レバレッジは最大100倍までとなっており、ビットコイン80万の場合に1枚購入するのに証拠金は8,000円となります。国内取引所の場合には、最大でも25倍ですから、このケースでの証拠金は32,000となります。

また、アルトコインFX(イーサリアム・リップル・カルダノ・ビットコインキャッシュ・トロン・ライトコイン・EOSトークン)にも対応しており、サーバも極めて安定しています。おまけに日本語対応までOKです。

この数か月で人気となったBitMEXですが、取引所としての取引高も世界最大クラスとなり、特に唯一の現物取引であるBTC/USDでは世界最大の取引量を誇ります。



第2位 BitTrade
国内取引所で人気急上昇中の取引所です。海外取引所の場合には、直接日本円で入金したり取引することができないことが多く、やはり安心して国内取引所を利用したいという人にはおすすめです。

BitTradeは、FX会社であるFXTF(FXトレードフィナンシャル)の関連会社であり、取引のシステムも大変安定しており、利便性も高くなっています。

ビットコインFXのレバレッジは国内最大の25倍、証拠金維持率も20%と国内では最強と言ってよいでしょう。

最近では海外大手取引所であるHuobi(フオビ)がこの取引所を買収したことでも話題となりました。



第3位 BITPoint
サッカー日本代表の本田圭佑選手をCMに起用して一躍人気急上昇となったBITPointです。親会社は東証2部上場のリミックスポイントとなり、仮想通貨取引所にありがちな不安感がないことが受けているかもしれません。


異業種参入組となりますが、しっかりとした理念を持っての参入であり、それはサービス内容を見ると容易に想像できます。

ビットコインFXのレバレッジは国内最大の25倍、また、証拠金維持率は100%を切ると自動的にロスカットが適用されるシステムとなっており、考え方によっては限りなく追証が発生しにくいシステムともいえます。
















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