COIN TOKYO

  • 2018/09/21
  • 2018/09/21
  • コイン東京編集部 新崎優太

ライトコイン(LTC)創設者がMulticoin Capitalのレポートに「FUD(不利な情報)だ」と反論

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仮想通貨ライトコイン(LTC)の創設者Charlie Lee(チャーリー・リー)氏は、ショートポジションで利益を得ようとするヘッジファンドとトレーダーによるLTC価格を「抑えるための協調的な努力」があると主張。彼らのFUD(誹謗)に反論しました。

Multicoin Capitalのレポート

20日、チャーリー氏は、ツイッターで「ライトコインを脅威と見るグループが流したFUD(0*)」を払拭したいと語った。

リー氏は、暗号通貨ヘッジファンドMulticoin Capital(マルチコイン・キャピタル)のレポートに反応した様だ。Multicoinは、「ライトコインは、暗号通貨の初期段階から著しく過大評価された遺物である」と書いていた。



「1 /最近、ライトコインの価格を抑えるような協調的な努力がある。LTCをショートしようとする人やファンド、ライトコインを脅威とする団体によるものだ。私はこのFUDをクリアして、ライトコインが偉大な価値を持っている事を示します。」

17日、MulticoinのマネージングパートナーTushar Jain氏が作成した報告書で、LTCをショートすることを正当化した。コインが多数の「否定的な誘因」に直面しており、それらを相殺するのに十分な量の強気な要素が無い、と主張していた。

Jain氏は暗号通貨市場が成熟していると主張し、ライトコインのような資産は、強力なユースケースを持っていないので、次の上昇相場から除外されると述べた。

さらに、ライトコインは採掘大手BitMain(ビットメイン)による厳しい売り圧力に直面していると主張。BitMainは、100万LTC以上を保有しているとされるが、日々の支払いの選択肢としての地位をLTCと争うビットコインキャッシュ(BCH)を促進していると指摘した。

ライトコイン創設者の主張

これらの批判に応えて、Lee氏は多くのアルトコインとは異なり、LTCは信じられないほど安全だと主張した。LTCは、Scryptマイニングアルゴリズムを使用する支配的なコインであり、マイナーによるネットワーク攻撃を不採算にしている事実があると述べた。

さらに同氏は、ライトコインを時代遅れと称したJain氏の主張に反論した。第2層スケーリングソリューションLightning Network(ライトニング・ネットワーク)の出現により、LTCとビットコインの相互運用性が実現して、LTCはさらにサポートされると述べました。

「ライトコインはLightning Networkの道路の中で、常に最も安くて速いでしょう。そして、サブマリン・スワップ(1*)のようなソリューションでは、LTCを使ってBTCのライトニング手数料をオンチェーンで支払うことができる!また、アトミック・スワップ(2*)を利用した分散型取引所も実施する予定です。可能性は無限大です。」

(0*)FUD;一般人に対して、ライバル勢力にとって不利な情報
(1*)Submarine Swaps:BTCアドレスとLightningアドレスの非互換性の問題を解決する技術。Lightning Labs(ラボ)の開発者アレックス・ボスワース(Alex Bosworth)氏が提唱する。
(2*)第三者(取引所など)を仲介せずに通貨の交換を行える技術。オフチェーンのマルチシグアドレスで処理される。


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