BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。9月20日に9月18日以降からのレジスタンスラインを上に抜けたBTC、レジスタンスライン突破後は一度反落をみせ、上昇は限定的となっていました。
しかし本日9月21日には200日移動平均線を上に抜ける値動きが確認され、そのまま大きく価格を急騰させています。現在のBTCは上値76万円台としています。
BTC/JPYの日足チャートをみていきます。本日9月21日のBTCは2018年2月からの下降トレンドラインを既にブレイクしかけている形となっており、今後大きな急落がない限り、本日のローソク足は下降トレンドラインを上抜けしたと捉えることができます。
BTCの9月上旬の急落にフィボナッチリトレースメントを引いた場合、本日の上昇は既に半値を超えるほどの上昇ということになります。厚い一目均衡表の雲にぶつかっているという状況からも、今後のBTCは一度上昇を止める動きがみられる可能性があります。
本日、長期のトレンドラインをブレイクしかけているBTCではありますが、気がかりな点も残されています。その中の一つが、大陽線に高い出来高が伴っていないということです。
本日の急上昇が上昇トレンド転換の始まりと判断した場合、底値は68万円台ということになります。68万円台接触以降、未だに高い出来高を一度も伴っていないBTC、市場では68万円台が底値だと考えていないトレーダーが多く存在するのではないかと考えることができます。底値と判断していないため、決済量も大きくならず、出来高が伴っていないということになります。
BTC/USDの注文比率を確認します。赤いラインが買い注文のチャートです。本日価格を大きく上昇させたBTCではありますが、売り注文量は大きく解消されていません。対する買い注文量は少しではありますが上昇傾向となっているようです。注文比率からみても、現在のBTC相場での売り注文ポジションを解消しているトレーダーはまだ少ないということになります。
長期の下降トレンドラインをブレイクしかけているBTCですが、市場では上昇トレンドへの転換と判断しているトレーダーは少ない可能性もあり、早々な判断は控えたほうが良いかもしれません。今後買い注文量が大きく上昇する場合、突如の急落という可能性も残っているため、注意は必要でしょう。
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