COIN TOKYO

  • 2018/09/24
  • 2018/09/24
  • コイン東京編集部 アオ

リップル(XRP)のファンダからチャート分析、4月の2つのサポート線を打ち消すか

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リップル(XRP)は1週間で約100%増加しました。先週の最低値と最大値のXRPの時価総額の差は、最大約198億ドル(2兆1,800万円)、184%膨らみました。週間ピークをつけた後に価格は下がりましたが、減少は小幅です。上昇期のリップルの時価総額は、一時イーサリアムの時価総額を上回り市場2位につけました。ピーク近くの戻し売りはXRPトレンドを逆転させ、現在は3位に位置しています。

XRPの強気な値動きの原因は何か?ファンダメンタルズの視点から掘り下げます。まず、XRPの値動きと相関関係がある話題を選出します。

〇XRP対USD@Bitfinex(UTC、日本-9時間)出典:CCN

ファンダ要因1:xRapidのローンチ報道

米国Ripple (リップル)社の待望のプロダクト「xRapid」は、来月にも商用稼働を目指すと見られています。金融機関が国境を越えた取引にXRPトークンを使用することで、より迅速かつ低価格に完了するサービスです。以前はRipple社の「xCurrent」など他のブロックチェーン・プロダクトとは対照的に、xRapidは実用されていませんでした。

xRapidのニュースは、17日正午(UTC*)にCNBCが報じました。XRPは翌日、日本のセッションに勢いが増しました。XRP / USDは0.26627ドル(29.29円)の安値で始まり、堅調なレンジで横ばいに推移。日本の20:15から21:00の45分間に、9.3%急増。米国のセッションが始まると、再び上昇してXRP / USDは0.33990ドル(36.3円)の高値を付けました。*日本時間17日21時(時差9h)

ファンダ要因2:CoilとPNC銀行

9月19日(UTC)、CoinpageがXRPを利用した支払いサービスCoil(コイル)のウィキペディア、ツイッチ、ユーチューブなどウェブの有名メディアでの統合が報じました。Coilは、元Ripple社CTO のStefan Thomas(ステファン・トーマス)氏が立ち上げた事業です。同社はウェブコンテンツ作成者がXRPトークンを使ってチップを受け取る「ウェブ収益化」アプリの最新情報を更新しました。このニュースはXRPの導入事例として脚光を浴び、強気な見通しはすでに高い水準に維持されました。

9月19日13:59(UTC)、コインデスクが米国トップ10の大手銀行PNCがRipple社のプロダクトを導入すると報じました。管理資産3,880億ドルの米国の銀行がリップルネットに加入し、オンデマンドの流動性とブロックチェーン上の送金プロセスの追跡と、即時送金を導入するという。当面利用するプロダクトは「xCurrent」であり、XRPを伴う「xRapid」ではないものの、Ripple社の将来性が一層評価されました。

ファンダ要素3:FOMO

XRP価格が重要な抵抗線を次々とブレイクし続けると、デイトレーダーはFOMO(1*)に駆られて、ロング・ポジションを取ることになります。数週間の下降傾向を経て、猛烈な上昇を目の当たりにし、XRPのトレーダーは強気に転じました。XRPは市場のバイ・センチメント(買い感情)を取り戻し、連れて主要なコインがプラスに転じました。

〇XRP対USD@Bitfinex(UTC、日本-9時間)出典:CCN

XRP/USDは0.79162ドル(87円)の最高値をつけました。以降、ペアは約27%修正して、日本の24日昼時点に0.5779ドル(75.21円)をつけています。

価格があまりにも急激に上昇したため。短期的なターゲットに向かってロングポジションを取っていた投資家が利確し始め、5月下旬のサポートライン0.54490ドル(60円)に向けて調整する可能性があります。そこをさらに下にブレイクする場合、4月初めの0.96635ドル(106.29円)への急激な上昇をサポートした、サポート線0.45627ドル(50.16円)に向けて減少する可能性があります。

弱気感情に戻っている間は、XRP/USDペアは上記の2つのサポート線を打ち消す必要があります。来月のSWELL及びxRapidのリリースによる、全体的にプラスのバイ・シナリオが期待されます。

(1*)fear of missing outの頭文字を繋いだ略語で、「見逃してしまうことへの恐れ」



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