ジョンソン氏は、Ripple社のイベント「SWELL」で、同社が発行した調査レポート「ブロックチェーン・ペイメントレポート」について議論しました。当レポートは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のデータと、企業上級職の意識調査に基づいた、支払いのトレンドと金融サービスにおけるブロックチェーンとデジタル資産の採用に関する分析が報告されています。
ジョンソン氏は以下のように語りました。
「調査結果に基づいて、我々が直面している状況は、今まさに大量採択(マス・アダプション)の先端にいるという事です。意思決定者と話しをしていると、彼らは“この技術”を本当に積極的に見ている。そしてこのマス・アダプションは転換点を迎えようとしている。私たちは今まさにその転換点にいる。」
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のレポートは、以下のマクロ・データを示しています。
・現在の国境間支払い(Crossborder Payment)の世界市場規模は27兆ドル(約3,000兆円)
・2018年から2026年にかけて、20兆ドルの追加成長が見込まれる
・世界銀行による最近のデータによると、国際送金(Global Remittence)だけで今年6,420億ドル(約70兆円)に達することが示唆されています。
報告書は感情分析を提示します。世界22カ国の678のペイメントの専門家が、ブロックチェーンの採用(アダプション)に関する質問に回答しています。要点は次のとおりです。
・今年、ブロックチェーンは実験から生産(プロダクション)に移る
―回答者の18%が、支払いの使用の点で、プロダクションまたはプロダクションに近い状態にあると答えた。
・ブロックチェーンの大量採択の転換点は近づいている
―調査対象の回答者の45%が、すでに生産段階にあるか、パイロット、あるいはブロックチェーンプロバイダーとの契約が近いと答えています。
・支払いにデジタル資産を使用することに、画期的な関心を経験している。
―回答者の75%は、デジタル資産を支払い、またはベース通貨として使用することに極めてまたは非常に関心があると述べた。
・拡張されたブロックチェーンの接続性により、デジタル資産の採用が容易になる
―プロダクションでブロックチェーンを使用している人の85%、プロダクションに迅速に移っている人の90%が、デジタル資産を支払い手段として使用することに非常に関心がある。
Celent社の法人バンキング部門アナリストのAlenka Grealish氏もまた、国境を越えた資金の移動について、転換点が近づいていると語りました;
「一方に現状、もう一方に変化の力を載せた天秤があることを想像すると、現状が重くなる、しかし変化の力が支配し始めています。変化の方向にスケールを傾けましょう。」
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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