暗号通貨において用語「ASIC」と言えば、一般的に計算集約的プロセスであるマイニングに使う技術に関連します。
一方、提案されたハードウェア「beacon chain」は、本質的には乱数ジェネレータです。これは、来るべきイーサリアムの次のバージョン「Ethereum 2.0」において、プルーフオブステーク(PoS)コンセンサスプロトコルの一部を形成します。
beacon chainのASICデバイスは、「VDF(検証可能な遅延機能)」という比較的低コストの動作に用います。これは、イーサリアムのプルーフオブステーク(PoS)システムにマイナーをシフトさせることを意図した、バリデーター(検証者)のシャッフルに役立ちます。beacon chainは、個人や組織がパワーを集約してシステムオペレーションを制御する事を防ぎます。
イーサリアム財団は、ブロックチェーンのデータストレージネットワークFilecoinと協力して、専門のマイニングハードウェア「beacon chain(ビーコンチェーン)」を作成するために資金を提供しています。
Drake氏によると、このプロジェクトは2,000万ドルから3000万ドル(約33億円)の費用がかかる見込みです。そのうち研究開発費が1500万〜2500万ドル、5,000台のマシン構築に500万ドルが試算されています。
昨年のICO(イニシャルコイン・オファリング)を通じて、2億5000万ドル以上を調達したFilecoinは、プロジェクトのR&Dコストを折半します。Drake氏によると、資金を抵抗する企業を募っているため、2社の負担は低減される可能性があります。
今後作業はオープンソース形式で計画を立案し、実行する見込みだという。Drake氏は以下のように述べています。
「これまでにオープンソースASICは行われていなかったので、私にとって非常にエキサイティングです。」
関連記事
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
イーサリアム(ETH)は長期的にも下降チャートが続くかどうかの...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/26
イーサリアム(ETH)は下落の動きを強める?今後の展開は?イー...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/22
イーサリアム(ETH)はじわじわと下値を下げる相場!今後の展開...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/20
イーサリアム(ETH)は1月末からの下値を更新する展開に!イー...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/17
イーサリアム・ファンドへの資金流入が急増―コインシェアーズ...
コイン東京編集部 2021/02/17
イーサリアム(ETH)は短期下降チャートからサポートラインへ接...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/13
イーサリアム(ETH)は上値更新後、一時強い反落!イーサリアム...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/08
イーサリアム(ETH)は高値圏を推移!対法定通貨では最高値更新...
コイン東京編集部 KAZE 2021/02/05