「Gtax」で計算した結果を「会計freee」と連携させることで確定申告をすべてオンライン上で完結させるサービスの開発に取り組みます。
仮想通貨の確定申告の電子化・自動化を進め、仮想通貨税務におけるユーザー体験を快適にし、ブロックチェーン技術の社会実装を進めていくようです。
連携機能により、所得税の確定申告だけではなく、仮想通貨の損益計算と確定申告書の作成までをオンラインだけで実施できるようになるそうで、「Gtax」が各仮想通貨交換所データの自動取得、仮想通貨の損益計算の自動化、仕訳データの作成を担います。
「クラウド会計ソフト freee」は申告書の作成、税理士に申告をまかせる新プラン「会計freee × Gtaxプラン」、マイナンバーカードを利用したオンライン上での電子申告を行います。
仕訳データの出力対応
「Gtax」上で作成した仕訳データについて、「会計freee」へ取込可能な形式でGtaxから出力可能になりました。これにより個人事業主や法人の方が仮想通貨損益を計算して記帳することが可能になり、これまで手作業によって膨大な手間と時間がかかっていた仕訳作業を自動化します。
「会計freee × Gtaxプラン(仮称)」
作成した申告書については、仮想通貨に精通した税理士に電子申告をまかせることができる「会計freee × Gtaxプラン(仮称)」を提供し、税務の専門家によるサポートを行います。
オンライン上で電子申告まで完結可能に
マイナンバーカードなどお持ちの方であればfreeeによって、税務署に行くことなくオンライン上で電子申告まで完結させることが可能になります。
freee社は仮想通貨の確定申告向けに提供する「会計freee for 仮想通貨」については現在、申し込みを受け付けておらず、再開時期も未定となっています。
開発が順調に進めば、今まで膨大な手間と時間を要していた仮想通貨の確定申告書の作成と申告を、すべてWeb上で完結させることができるようになります。
また、同日にfreee社は、同社の人事労務ソフト「人事労務freee」が「Slack」と連携することも発表。
「Slack」と「クラウド会計ソフト freee」とはすでに連携しており、「人事労務freee」とも連携することで、勤怠打刻や年末調整、給与明細の発行通知などの受け取りがSlackで可能になります。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。