(TraidingViewのBTCJPY 2時間足チャート)
BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。11月4日に10月中旬以降からなる下降トレンドラインをブレイクしたBTC、11月7日には74万2千円台まで上値を更新しました。上値を更新した後のBTCは11月8日まで揉み合い相場へと切り替わりました。短期的にペナントパターンを形成したBTCは上昇方向への値動きを見せようとしましたが、売り圧力は比較的強く、揉み合い時最終のローソク足には上ヒゲを伴っていることがわかります。
揉み合い相場が下方向へ傾いたBTCは一時、11月4日以降の上昇ラインで下落を止める動きをみせます。上昇ライン付近でのローソク足は十字線や長い下ヒゲを伴うローソク足が形成されており、なんとか下落を止めようとする動きこそみられましたが、売り圧力は強く、本日11月9日には遂に上昇ラインを割る形となってしまいます。
サポートラインとなる73万円台を割ってしまったBTC、現在は下値を71万9千円台まで下げることになりました。11月6日にも同価格を下値としているBTCにとって、現在の下値が次のサポートラインとなるでしょう。
次にBTC/USDの買い注文量をみていきます。BTCチャートでは11月4日よりトレンドラインブレイクと同時に大きく上昇をみせました。対するBTCの買い注文量も11月4日の深夜帯から大きく注文量を貯めてきたことがわかります。しかし11月8日以降は徐々にBTC買い注文量を解消している状況となっています。
11月4日以降短期間で買い注文量を大きく貯めてきたBTC、今回の買い注文量増加のきっかけはトレンドラインをブレイクした点にあるといえるでしょう。しかし本日11月9日のBTCチャートでは一つのサポートラインを割ってしまう動きとなっています。現在は次なるサポートラインにあたる71万9千円台で支えられていますが、今後もサポートラインを割ろうとする動きがみられる場合、市場ではトレンドラインブレイクを強気相場と判断し、買い注文量を入れた多くの取引者が更なる解消の動きをみせる可能性もあります。
今後再び上昇したBTC市場にとって、再び強気相場を印象づけるためにも、直近の上値である72万8千円台を抜けたいところです。現在のサポートライン割れは買い注文の解消する動きが加速する可能性があることを頭に入れておきましょう。
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