COIN TOKYO

  • 2018/11/14
  • 2018/11/14
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米Ripple社CEOがSWIFTとの提携の噂を否定、XRPはリアルな問題を解決している

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米国の国際送金スタートアップRipple(リップル)社CEOのBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏はSWIFTとRippleの提携の噂について聞かれました。またBrad氏は、仮想通貨リップル(XRP)についてリアルな問題を解決していると強調しました。

SWIFTとの提携を否定

13日のBloombergのインタビューで、Garlinghouse氏は、巨大なライバルであるSWIFTがRippleに参加するという最近のゴシップあるがどう思うかと聞かれ、以下のように答えました。

「SWIFTは銀行が所有しています。当社は銀行を助けるためにここにいます。コルレス銀行の歴史的な役割を考慮すると、ブロックチェーン技術は大きな進歩と言えます。SWIFTが何十年も前に開発した技術を今日も銀行は使用しています。これは進化しておらず、市場を繋ぎ留めています。」

「多分パートナーシップの機会もあったのかもしれない。だがそれらは結実には至っていません。だが我々は顧客の問題を解決することにフォーカスし続けるつもりです。SWIFTはコルレス銀行の解決策としてブロックチェーンを検討しないと言いました。それに同意しない100以上のSWIFTの顧客(も含む)を当社は抱えています。」

インタビュアーはこの回答に不満だった様で「SWIFTとの提携はまったくのネットのデマなのか?イエスか?」と迫りました。Garlinghouse氏は笑顔を見せながら「まったくのデマだ。」と応え、以下のように語りました。

「多くの噂があり、私は噂にコメントすることを控えています。なぜなら、フェイクな噂についてコメントすれば、真実の噂についてコメントするハメになるからです。だからすべて避けています。」

さらに巧みなインタビュアーは、「Ripple社はSWIFTの事業を引き継ぐ事ができると思うか、いずれ?」と質問。Garlinghouse氏は以下のように答えました。

「私たちが日々行っていることは、SWIFTを引き継ぐようなことだと思います。その中で、我々は今100以上の銀行と契約しています。SWIFTを利用する世界最大の銀行の一部は、すでにRippleの技術を利用しています。」

「先週、送金会社がRippleの技術を使いました。彼らは顧客に提示する取引手数料を、1トランザクションあたり20ドルから2ドルに減らし、一晩のうちに使用率は800%増加しました。これは、SWIFTがサポートしていないダイナミックなタイプのものだと今は言う事が出来ます。...我々は銀行がこの新たな世界秩序を活かし、これらの技術を利用することを望んでいます。そうした方向で、当社がSWIFTと仕事ができるなら、それは素晴らしいことだ。」

仮想通貨リップル(XRP)について

リップル(XRP)について、Garlinghouse氏はリアルな問題を大規模に解決していると言います。

「長期的に見れば、いかなるデジタル資産はそれが解決する問題に基づいて評価されると思う。リアルな問題を大規模に解決しているのかどうか?人々は、ますますXRPがリアルな問題を解決するのを見ていると思います。同様にRippleが国境を越えた支払いの問題を解決するためにXRPをどのように使用しているかも。こうした技術を銀行や金融機関に販売しています。」

「XRPのエコシステムに参入する企業が増えてきています。Coil(コイル)という2018年に設立された非常にクールな少額決済の会社があります。CoilはXRPの支払いを活用して一円単位の支払いを可能にします。もし私がウェブサイトを読むなら、月額10ドルを支払いたくはない。(Coilは)記事単位に数セントを支払って読むことができます。これは、他の人々がXRPを非常に速く、非常に低コストで価値を動かす手段として活用している事例です。」

「これらのトランザクションを実現するために、XRPはビットコインより1,000倍高速で、1,000倍安価です。Rippleは、金融機関や銀行と共に大規模に同じ(XRP)技術を使用しています。当社にとって記録的な一年を経験しています。我々は、クウェートとサウジアラビアの大手銀行を始め、銀行と週2件のプロダクト契約を結んでいます。数週間前には、米国最大の銀行の1つとの契約を発表しました。こうした勢いでリアルな問題を解決しているので、(XRPは)興奮と熱意を得てきたと思います」

Garlinghouse氏はまた、暗号通貨に対する機関投資家の大規模な関心について、特にXRPへ、関心が増加していると語りました。

「私がここにいる理由の1つは、シンガポールで何が起こっているのか興味があるからです。また、規制当局がクリプトやブロックチェーンへのアプローチ方法を明確にしているからです。このことは、Rippleや他の企業にとって明確さと確実性を持った投資を可能にします。」

「そして、私は暗号スペースにますます機関的関心が高まっていると思います。最近では、ニューヨーク証券取引所の親会社であるICEが、Bakktという12月に開始予定の暗号通貨取引所を発表しました。」

「去年、私がこの同じイベントでシンガポールに来た時、ここに3万人いました。そして、今年は4万人います、これは規制の確実性の一部です。ニューヨーク証券取引所の親会社のようなプレイヤーから機関的関心を見ています。米国でフィデリティが関心を寄せていると発表しました。そしてRippleもまた、過去四半期にXRPを買いに来る多くの機関の関心があった事を発表しました―機関のバイヤー。我々の歴史上かつてないほどでした。そして今後もそうした成長を続けることになると思います。」

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