11月14日の暴落以降、下落ムードが漂っている仮想通貨市場ですが、そんな中仮想通貨リップルは24時間内値動きが上向きになっていることが印象に残ります。
そもそも今回の下落相場が形成された大きな要因としてビットコインキャッシュ(BCH)のコンセンサスを巡る競争であり、その中には「51%攻撃」という言葉も出ています。51%攻撃とは、ネットワーク全体の採掘速度を51%以上支配することで、不正な取引の正当化や、正当な取引の拒否等が行えてしまうことです。51%攻撃はPoW通貨で可能となる可能性のある行為であり、PoW通貨であるビットコインやビットコインキャッシュはその警戒感から急激に下落したと考えられています。そんな中PoW通貨とは異なっているリップルは仮想通貨の中の避難先として現在買われている可能性が高まっています。
XRP/BTCの日足チャートをみていきます。XRPチャートでは他の市場同様に11月14日に一度大きく下落をみせています。ところがBTCやBCHと比較してその下落率は低く、更にはすぐに反発の動きをみせており、11月14日のローソク足ではなく、長い下ヒゲとして下落の動きを残すこととなりました。更に下落分を回復させたXRPはその後も上昇の動きをみせており、現在11月6日のレジスタンスラインである0.000086BTC台に接触する動きまで確認されました。
本日11月16日現在は、レジスタンスラインに反発を受け、陰線を形成しながら少し下落方向へ傾きだしたXRPではありますが、MACDは依然ベクトルを上方へ向けており、ダイバージェンスが発生しています。現在はレジスタンスラインに反発を受けている最中ですが、今後レジスタンスラインを突破する可能性も十分に秘めていると考えて良いかもしれません。
今後XRPの動きに注意する点として、やはりBTCやBCHの値動きということになります。現在BCHのハッシュ戦争は解決には至っていませんが、今後解決の方向へ向かいだした場合、市場では再びXRPからその他の仮想通貨へ流れこむ可能性も十分にあります。チャート上では今後も上昇を期待できる展開ではありますが、その他の通貨チャートをよく確認しながら取引は行う方が良いでしょう。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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