COIN TOKYO

  • 2018/11/21
  • 2018/11/21
  • コイン東京編集部 新崎優太

イスラエルで最初の仮想通貨に特化した投資企業が、2つの機関向けファンドを開設

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今月、イスラエルで最初の暗号通貨に特化した投資企業シルバー・キャッスルは、機関投資家向けの投資ファンドを2つ設立しました。同社は年内に5000万ドル(約55億円)の運用資産の調達を見込んでいます。18日にブルームバーグが報じました。

イスラエルのクリプト市場の拡大へ

シルバーキャッスル(Silver Castle)はクリプト関連に特化する投資ファンドの1つです。
「当社は、人々のお金を管理するために機関グレードで非常に高いセキュリティを備えた、強力なインフラの構築に一年近くを費やしました。」と同社CEOのEli Mizroch氏は語る。

Eli氏は市場が大規模な投資に最適であると確信しており、特にイスラエルが強力なブロックチェーン産業を持つと指摘しています。Nation Centralのデータによると、イスラエルではブロックチェーン関連のファンドが129社、昨年までの数年間に40件のICOが同国から生まれました。

シルバーキャッスルが設立する2つのファンドは、どちらも経済数学に基づいています。1つのファンドは時価総額で上位5つのデジタル通貨の価格に対し、短・長期戦略をミックスしたアルゴリズムに基づいて取引します。他方のファンドは上位10種類の暗号通貨に加重平均で自動に振り分けます。

ファンドの一つ、Israeli Blockchain Association(イスラエル・ブロックチェーン協会)の設立者Gadi Isaev氏は、シルバーキャッスルの設立について「イスラエル市場全体の画期的なイベント」と称しました。そのチームが「単なるイスラエルの金融業界の指導者ではなく、パイオニアで構成されている」と主張しています。

金融界で最も大きな可能性

シルバーキャッスルは、2018年末までに5,000万米ドルの運用資産を保有する予定です。同社は管理資産の面でイスラエル最大の銀行であるBank Hapoalimの前CEOのZvi Ziv氏や最大規模の伝統的な投資ファンドPsagot Ofekの前CEO Gabriella Ravid氏などを擁しています。

同社はまた、トークンベースのファンドを年末までに設立して、ICOに投資する予定です。Ziv氏は以下のように述べています;

「ブロックチェーンを使用する可能性は非常に高く、全てがこれを試行し、ここに移行するだろう。私はここに金融界で最も大きな可能性があると信じています。」



14日、イスラエルに開発拠点を有すブロックチェーンスマホのプロバイダーであるシリンラボ(SIRIN Lab)は、エジプトのVirgin Gatesとの提携を発表。ドバイでコンセプトストアの開設、及び中東各国への展開を示唆しました。


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