(TraidingViewのETHBTC 日足チャート)
ETH/BTCの日足チャートをみていきます。チャート上の赤いグラフはETH/USDの売り注文量となります。10月14日以降0.0308BTC台をサポートラインとして低いボラティリティの中値動きを続けていたETH、多くの仮想通貨が急落し、仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークが行われたタイミングである11月14日に一度サポートラインを割ろうとする動きが確認されました。チャート上では下降トレンドラインに接触するタイミングも重なり、ETHの注文量も11月14日に急増させていることがわかります。しかし11月14日の時点では反発も強く、すぐにサポートライン上に値動きを戻しました。
ところがETHは11月19日に再び急落の値動きをみせます。19日にははっきりとサポートラインを割る動きをみせたETH、売り注文量も更に増加し、そのまま本日11月23日まで下落チャートを継続させています。
ETH/BTCの週足チャートをみていきます。チャート上の赤いグラフはETH/USDの週足チャートになります。日足チャートでは下落相場となっているETH、しかし長期足チャートに視点を切り替えた場合、2018年9月以降大きな値幅での動きはみられておらず、揉み合い相場となっていることがわかります。長期足チャートにて長く大きな値動きがみられていないETHですが、現在の価格帯から少し下に位置する0.0270BTC台はもみ合い相場のサポートラインであり今年2018年の最安値でもあります。BTCの影響を強く受け対法定通貨では既に今年の最安値を更新しているETHは、このままBTCの下落チャートが継続される場合、サポートラインである0.027BTC台に接触、更には更新というシナリオも十分にあり得ます。
長く下落相場が続いているETHには現在売り注文している取引者が多く存在しています。今後ETHが反発を起こし大きく上昇するためにはファンダメンタルの要素も必要となってくるかもしれません。大きな上昇要因となる可能性のあったハードフォークは当初2018年10月9日に予定されていましたが、延期となっています。また延期発表後の10月11日には大陰線を形成し価格を一段回下げている動きも確認されています。ハードフォーク実施日まで残り3か月を切っているETHは上昇気流に乗ることができるのか注目したいところです。
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