COIN TOKYO

  • 2018/12/03
  • 2018/12/03
  • コイン東京編集部 新崎優太

ポイン氏×沼澤健人氏のトークセッションレポート(仮想通貨の確定申告サポート「Guardian」セミナーにて)

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この度は11月16日に催されました”仮想通貨の確定申告サポート「Guardian」セミナー”にて、仮想通貨インフルエンサーのポイン氏と仮想通貨取引記録支援及び税理士紹介を行う「Guardian(ガーディアン)」を提供する株式会社Aerial Partners CEO 沼澤健人氏のトークセッションの一部始終をレポートさせて頂きます。

ポイン氏×沼澤健人氏のトークセッションレポート

―沼澤氏
ポインさんは顔出しOKになりましたよね。何か心境に変化があったんですか?


―ポイン氏
今まで仮面を被ってはいましたが、イベントレポートとかを見ると結構顔が出ていたんですよね(笑) 僕も「顔出ちゃってるなぁ」と思いながらもリツイートしたりしていたので、特に抵抗があったわけでは無かったんです。そして最近仮想通貨のイメージも良くなってきて、ビジネスサイドの人ともお会いする機会が増えたので、顔出ししましたね。

―沼澤氏
そうだったんですね。今日はこういった形で、私がインタビュアーとして色々と質問させて頂きます。ポインさんには去年から『Guardian(ガーディアン)』を利用して頂いていると思うのですが、利用をはじめた経緯を教えて頂きたいです。


―ポイン氏
初めて沼澤さんとお会いしたのは去年の六月でしたよね。その頃から「今年は仮想通貨市場が凄いことになり、確定申告で困る人が増える」と仰っていましたよね。僕も当時サラリーマンを休職中で、確定申告をどうしようかと悩んでいたタイミングでした。そして沼澤さんはTwitterで「2匹目のヒヨコ(@2nd_chick)」というアカウントで、ユーザーさんからの税金関係の相談をボランティア的に受けられていたのを見て、そういった親切な姿勢にも感銘してお願いしたくなりました。

―沼澤氏
今みたいな”カオス”が訪れるとは、予想していなかった時代ですよね。仮想通貨全体の価格が急激に上がって、そこから市場が盛り上がりましたね。市場がお祭り騒ぎになっていたので水を差したくは無かったのですが、トラブルを未然に防ぎたい思いで、ツイッターで税金のことを啓蒙しだしました。


―ポイン氏
2016年度はおそらく確定申告を誰もしていませんでした。しかし2017年は市場が盛況になり、確定申告が必要だという雰囲気が生まれ始めました。でも誰も確定申告のやり方がわからない。そんな時に沼澤さんがTwitterに現れたのは助かりましたね。

―沼澤氏
当時は朝から晩までDMで質問に対する回答をしていました。総勢何百人だと思います。それだけ税金のことで困っている人が多いんだなと思いました。ちなみにですが『Guardian(ガーディアン)』を利用した感想をお聞きしたいです。


―ポイン氏
『Guardian(ガーディアン)』が無かったと思うとゾッとしますね。と言うのも『Guardian(ガーディアン)』のおかげで税理士さんのサポートを受けられたのですが、提出書類にかなり不備があったことが分かったんです。僕はバイナンスやコインチェックなどの取引所を15ぐらい使っていて、その入出金の履歴を集めるだけでも大変だったのですが、それ以外にもICOやエアドロップのデータも揃えなければいけません。仮想通貨を知らない税理士や無料のWEBサービスは不備を指摘してくれないですからね。

―沼澤氏
取引の履歴を全部把握するのはかなり難しいですよね。本来であれば自動的に履歴が集まっていて、自動的に損益計算が終わっているのがベストです。我々はAPIで取引の履歴を全部集めるアプローチをしたいのですが、取引所側が参照系のAPIをフルであけていないんです。ここがフラストレーションになっていますよね。現時点では投資家の協力なくしては確定申告が進まない。難しいところでもあり、やりがいがあるところでもあります。


―ポイン氏
できる限り自動化していただきたいですね。今後そうなるんですかね?

―沼澤氏
自動化の為には、一つは国の税制ルールの簡略化が必要だと思うのですが、当局も既に取り組みを開始しています。一方、実務の課題を解決する本質的な改革になるよう、仮想通貨税務の現場の情報を私たちからも共有していきたいと思っています。事件はすべて会議室で起きているわけでは無いので(笑) ただし仮想通貨取引はグローバルで行われることも多いので、日本だけで完結するのが難しいです。海外取引所を使っている人はとても多いです。僕たちが熱意を燃やしているのは、僕たちのようなサードパーティーが全ての取引所とコネクトして、損益計算ができるようになることです。


―ポイン氏
そうなんですよ、ぶっちゃけ周りの人はほとんど海外取引所を使っています。DEEPに仮想通貨をやろうと思うと、国内だと取り扱い通貨が限られているんですよね。そしてブロックチェーンは分散化の理念なので、どうしてもグローバルになってしまう。

―沼澤氏
税金関係がややこしいと、例えば飲み会などで”仮想通貨で割り勘”するとか、そういったモチベーションにならないですよね。「計算が面倒だから仮想通貨利用が妨げられる」みたいな状況は悲劇だと思います。仮想通貨が社会に浸透するために摩擦をとりのぞきたいです。


―ポイン氏
さすがの姿勢ですね。ぶっちゃけ個人相手の税務って儲からないと思うのですが、しかし個人が困ると予想して、その多種多様な相談を一人で受け続けていた姿勢がすごいと思いました。去年、これだけ仮想通貨が爆発して、今年は逆に大きく価格が下がったので、いろいろと大変だったんじゃないですか?

―沼澤氏
新しい社会課題が浮き彫りになりきっていない状況での確定申告だったので、かなり混乱していたと思います。しかも確定申告は1月1日~3月15日までに対応しなければならない、タイムリミットがありますよね。本当に大変でしたが「どんなところで困りやすいのか」などの個人の課題をかなり網羅できました。そこで今年は、より円滑なかたちに業務フローを整備改善し、さらにチーム体制も充実させました。


―ポイン氏
しかも、仮想通貨と仮想通貨の取引にたいする税金が発生するということが、2017年12月1日に急に発表されましたもんね(笑) しかし、沼澤さんはそれを予測していましたよね。

―沼澤氏
そうですね。一方、そのタイミングでの公式なアナウンスが無かったらもっと大変になっていたかもしれませんね。今年以降は各国で規制も整備されだしてくるため、税金関係の問題は、政策上の配慮と実務の課題を同時に解決できるよう柔軟に対応しなければいけませんね。


―ポイン氏
最後になりますが、損益が今年マイナスだったとしても、総平均法を選択した場合には確定申告しなければならない可能性があるんですよね。ここはかなり落とし穴ですよね。

―沼澤氏
そこはかなり啓蒙すべきところだと思います。感覚的にはマイナスでも、計算上ではプラスになっている可能性があります。総平均法と移動平均法のちがいは取得価額の計算方法の違いです。実際にはケースバイケースであるため明確に「こういう人が」と断定するのは難しいですが、注意して欲しい人としては『去年年間を通じて取引を行っている』『期末に仮想通貨を保有していた』『2018年売却取引をしていた』場合は、意図しない所得が発生している場合があります。まずは損益計算をしっかりしたほうが良いと思います。Gtax(https://crypto-city.net/)という無料の損益計算ツールがありますので、そこで確定申告の必要の有無を確認してみるといいと思います。


仮想通貨申告支援サービス「Guardian(ガーディアン)」とは

Guardian(ガーディアン)とは、面倒な仮想通貨の損益計算から確定申告までをフルサポートするサービスです。

① 仮想通貨の税務知識に精通した税理士を紹介。
② 煩雑な計算と確定申告書の作成をフルサポート
③ 取引履歴を取得できる全取引所・全取引について対応可能

「2017年度サポート数No.1」の実績で日本一経験を積んだチームです。
仮想通貨税務において日本一のサポート体制で、確定申告期はもちろん申告後の税務調査(※)の対応もいたします。

(※)別途料金発生

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