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  • 2018/12/02
  • 2018/12/02
  • コイン東京編集部 アオ

ネオ(NEO)が分散型ファイルストレージシステム「NeoFS」の開発計画を公表

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11月30日にネオ(NEO)は、プラットフォームの「基礎」として機能する分散型ファイルストレージシステム「NeoFS」を開発していることを発表しました。NeoFSは「Dropbox」や「Amazon S3」のようなデータ管理を、ユーザーの手元に取り戻す事を目指しています。

NeoFSの詳細

NEOは、広く使用されているプログラミング言語を使用して分散型アプリケーションのスケーラブルなネットワークを構築するために設計された、ブロックチェーンプラットフォームです。中国に由来するプラットフォームは、イーサリアムの主要な対抗馬とも言われています。

11月30日、サンクトペテルブルクで開催された「NEO会議」で、NEOセントピーターズバーグ・コンピテンスセンター(NSPCC)は、分散ファイルストレージ機能の詳細を公式に明らかにしました。

分散型ストレージは、オンラインソフトウェアとWebサービスの重要な要素であり、企業レベルのオープンソース開発者がNEOプラットフォームを構築するのに不可欠です。開発中のシステムでは、ユーザーはNEO上に構築されたプライベートおよびパブリックdAppの両方で分散型ストレージを活用できます。

このアプリは、プライバシーに関心のある人を対象としている。NeoFSのプロモーション動画は以下のように主張しています:

「多くの場合、あなたのデータを格納するサーバーは大企業に所有されており、その会社はあなたのファイルの所有者になります。...彼らはあなたに何かを販売したり何かを伝えたりするために、共有しているものを覗く事ができます。つまり、NeoFSで管理を取り戻してはどうか。」

このシステムはクラウドストレージAmazonとDropboxの2つのと直接競合する見込みです。「使いやすさならDropboxとして、開発者にとってはAmazon S3」として、システムを売り込んでいる。

ローンチ時点に、NEOトークンから生成されたリソース「GAS(CGAS NEP-5)」を使用して、ストレージを購入できます。一方、データ消費者は、NeoFSに格納されたデータにアクセスするのに料金を支払う必要はありません。将来的には、他の支払方法、例えばフィアットを含む可能性があります。

NEOによると、安全な外部委託コンピューティングを可能にする暗号化の一種である「準同型ハッシング」によって、データの完全性が保証されているという。システムは2つのレベルのノードに維持され、本質的にTorrentスウォーム(Swarm)のより構造化されたバージョンとして機能する。そこでは、中央ノードを呼び出すことなく、オブジェクトがP2Pの検出を可能にする。

NSPCCに関する背景、タイムライン

NSPCCは、NEOのコアエコシステムをサポートするために設立された研究開発会社です。同社は主に、NEOコアをサポートする独立系のオープンソース開発者グループであるCity of Zionによって推進されています。

NSPCCの後援者には、Neon exchangeの共同設立者ファビアン・ワーレ氏と、ロシア暗号産業とブロックチェーン協会(RACIB)のエンジニアが参加しています。

NEOによると、分散ファイルストレージはそのブロックチェーンの「基礎」です。NSPCCは、NEOプラットフォームの実行と開発のためにNEO財団に設立された組織NEOグローバル・デベロップメント(NGD)の全面的なサポートを受けています。

これらのリソースに加えて、NSPCCは、「強力な学術的および業界の背景を持つ、データインフラストラクチャの複数の博士号と専門家で構成され、デル、サムスン、WhatsApp、Yandexなどの企業から有能な人材を得ている」という。

NGDゼネラルマネージャーのJohnson Zhao氏は次のように述べています;

「私たちはNSPCCの有望な開発について非常に興奮しており、ロシアのエコシステムとの関係を拡大することを楽しみにしています。」

プラットフォームの作業は2018年第4四半期に始まりました。NeoFSのベータ版は2019年第3四半期にローンチ予定です。

分散型データストレージソリューションの実装は、NEOプラットフォームの大きな前進になります。ICOで2億5700万ドルを調達したFileCoinや3000万ドルを調達したStorjのような暗号プロジェクトは、主要なクラウドストレージプロバイダから目立った市場シェアを得ていない様です。おそらくNEOチームの専門知識と実行力がゲームを変えるかもしれません。


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