3日、ETCDev社CEOのIgor Artmanov氏は、操業停止する旨とその理由をツイートしました。キャッシュが不足し、会社が保有する暗号資産の価値が下がったため、ETCDevは財務の健全さを失ったという。同社は、外部の投資家だけでなく、コミュニティのメンバーに対しても追加の資金調達に奔走したが、いずれも短期的なニーズを満たす程には至らなかった様だ。Artmanov氏は以下のように発表しています;
「我々はここ数週間で事業の資金調達に苦労している。これは部分的には市場の暴落によるもので、同社の資金ひっ迫と相まって発生しました。私たちは、エコシステムの投資家だけでなく、外部の投資家にも呼び掛けました。コミュニティ基金も行ったが、いずれも短期の資金調達に成功しなかった。」
Unfortunately ETCDEV cannot continue to work in the current situation and has to announce shutdown of our current activities pic.twitter.com/N6xWnpBNJJ
— ETCDEV (@etcdev) 2018年12月3日
「残念ながら、ETCDEVは現状では事業を継続できず、現行活動の停止を発表しなければなりません。」
イーサリアム・クラシック(ETC)は今年6月にコインベースに上場して、価格が1ETC=16.5ドル(1848円)に高騰、時価総額は最大20億ドル(約2200億円)を付けました。しかし、他の多くの暗号通貨と同様に、ここ数ヶ月のETC価格は低調です。12月4日時点、その価値は1ETC=4.62ドル(526.22円)、時価総額4億9300万ドルで市場15位にランクしています。
ETTCevは、ETCを大量に保有していたため、会社の資産が大幅に減少しました。その結果、同社の「Emerald Wallet」の開発を維持する事が出来なくなっています。これまでETCDevが資金難に陥っているという噂はありましたが、ついに公然と認めた恰好です。
ETCDevのような状況に陥る企業は他にもあります。GPUチップメーカーのNvidiaも暗号事業の不調が報じられています。同社は昨年の上昇相場に大量のチップを生産しましたが、今年市場価格が下落して需要が激減、在庫がかなり残っています。
イーサリアム・クラシック(ETC)専門の開発企業が操業を停止したことは、エコシステムの成長にとって打撃となるかもしれません。
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