(TraidingViewのBTCJPY 2時間足チャート)
BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。12月7日以降40万円台以下での値動きが続いていたBTCは12月10日未明には一時40万円台を突破し41万円台まで価格を上昇させました。しかし上昇の反発も強くその後のBTCは徐々に下落チャートを形成しています。また12月10日以降の下落チャートは2018年12月2日以降の下降トレンドラインをサポートラインとした値動きを続けています。本日12月11日現在の価格は38万円台近辺での値動きをみせており、12月9日からの上昇以前のサポートラインに差し掛かることになりました。
緩やかな下落チャートにて12月9日の上昇以前の価格帯まで戻された形となるBTCは38万円台というサポートラインをしっかりと守れるか注目です。BTC注文比率をみた場合、12月9日以降の上昇に伴う買い注文量の増加は一時的であり、更に一時的に上昇した分も解消された動きがみられるため、サポートライン割れによる投げ売りは発生しにくい状況ではあります。しかし現在のサポートラインを割ることで同時に一目均衡表の雲を完全に下回る形をとってしまうBTCは更なる下降トレンドを形成する可能性は高まってしまうでしょう。
12月9日以降の上昇にて大きく減少していたBTC売り注文量は本日12月11日以降再び上昇する動きへ切り替わっています。既に12月9日から10日にかけての上昇分を完全に戻したBTCにとって市場は再び売り目線で取引を行う方が増えてきたのではないでしょうか。
今後の値動きとして、目標とする上値は引き続き40万円台突破を目指します。下値に関しては現在のサポートラインである38万円台、その直下には12月8日以降の上昇トレンドラインが控えており、本日12月11日であれば37万円台ということになります。買い注文量が大きく溜まっていない分、徐々に下落していく動きをする可能性があるでしょう。
41万円台まで上値をつけた後、下落の雰囲気が漂っているビットコインですが、明日12月12日には仮想通貨取引所Bakktが現物決済のビットコイン先物取引を開始する予定となっています。これまでのビットコインは先物取引に合わせて大きく動く傾向も見られているため、明日12月12日は上にも下にも大きく動き出す可能性のあるタイミングだと考えても良いでしょう。
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