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  • 2018/12/14
  • 2018/12/14
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米大手のクリプト投資会社パンテラの新ファンド「VF III」が約200億円の調達の見通し!低迷する市場でもベンチャーファンドに資金が流入

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米国クリプト投資会社パンテラ・キャピタル・マネジメントは、様々なデジタル資産に013年の早期から投資してきました。新たな第3ベンチャーファンド(VF III)は、最大1億7500万ドル(約200億円)を調達しようとしています。

SECの提出書類によれば、6月30日の「最初の締め切り」時、VF IIIは90の投資家から7100万ドル(約80億円)を調達していました。

ベンチャーファンドに資金が流入

13日発行のインベスターレターによると、パンテラの第2ベンチャーファンド「VFII」は、2018年Q1からQ3までに約60%の投資利益を得たという。同期に、ビットコインは53%減少しました。10種類の暗号を追跡するパッシブファンド「Bitwise Index 10」は、同期に59%ダウンしています。

同社は、流動性市場の不安定性により、クリプトの投資家にとってベンチャーファンドがオアシスになっていると述べています。

“第2ベンチャーファンドの全ライフスパンを見ると、VFIIの総TVPI(投資倍率)3.3倍と比較してBTCは11.3倍アップしている。どちらも強いリターンです。特に、ベンチャーファンドは、ローラーコースターや追加の気苦労無しにこれを達成している。短期間の感情に基づいた、誤ったトレードの可能性の減少は言うまでもありません。(4月のレターでは、人間の本性は循環的であると論じました。)”

〇パンテラ・ポートフォリオ一部 2018年6月 出典:Medium

参考まで、今年6月発行のレターでパンテラは、5年前に開設されたビットコイン・ファンドが、手数料と費用を控除して10,136.15パーセントの投資リターンを得ていると書いています。同社のベンチャーファンド、及びICOファンドは上図のプロジェクトが構成します。

しかし13日のレターによると、ICOへの投資はネガティブな報告を含みます。SEC(米証券取引委員会)は、トークン・プロジェクトがどのジャンルであろうとセキュリティの定義に適合するとして、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)を絞り始めました。パンテラは、ICOファンドのポートフォリオの25%が影響を受ける可能性があると述べた。

「ICOファンドの約25%は、レギュレーションDまたはレギュレーションS(1*)を使用せずに、米国の投資家に販売された流動性トークンを有すプロジェクトに投資された。これらのプロジェクトのいずれかが有価証券とみなされる場合、SECの立場はこれに悪影響を与える可能性があります。」

新ファンドVF IIIは目標額1億7500万ドルに近づく

同社はまた、「第3ベンチャーファンド(VF III)」の目標額1億7500万ドルに近づいていると述べました。2013年に閉鎖した1300万ドルのVFIと、2,500万ドルのVFIIから大きな飛躍となっています。

「最初の期日に1億7500万ドルの目標額の3分の2を調達しました。2019年第1四半期に最終期日を予定しています。」

同社のパートナーPaul Veradittakit氏は以下のように述べています;

「目標金額は、暗号スペースがどれほど早く動き、才能が参加しており、チャンスと調達ラウンドの規模の拡大を示している。検討中のより興味深い後期フェーズの投資と共に、柔軟性を持って市場で動けるようにしたい。」

(1*)Reg S;1933年の米国の証券法第5条の適用を免除する要件を定めたルール。Reg D;同様に、私募発行に関する規定で、適格投資家等を定義している。

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